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ニュースの深層8・23(火)「民主党代表選の行方と今後の民主党政治」サマリー ゲスト:原口一博議員 ~東京電力の記者会見について「上杉さんたちの質問を遮り、開示を妨害した人達はもうはっきり名前も分かってます」~

 ニュースの深層8_23(火)「民主党代表選の行方と今後の民主党政治」サマリー

ゲスト:原口一博議員



 

◆NHKのニュースより東京電力の電力データがプログラムミスによるものという報道を受けて

≪NHKニュースソース≫

東電 使用電力で集計ミス8月24日 0時22分 

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110824/k10015103591000.html

東京電力は、家庭や企業に節電を呼びかけるため公表している電力の需給状況のデータのうち、使用電力について、集計ミスのため、先月1日から今月17日までの間、実際に使用された電力よりも少ない値を公表していたことを明らかにしました。

東京電力は、原子力発電所の事故などに伴う電力不足で、家庭や企業に節電を呼びかける一環として、毎日の電力の需給状況をホームページで公表しています。東京電力によりますと、このうち使用電力について、計算のプログラムを誤ったため集計ミスが起こり、先月1日から今月17日までの間、実際に使われたよりも少ない値を公表していたということです。具体的には、ピーク時の使用電力で最大52万キロワット、使用率にして1%余り実際よりも少ない値を公表していたということで、期間中の平日の平均で、使用率にして0.3%程度、休日の平均で0.4%程度、少なかったとしています。今月17日に、プログラムを点検した際にミスしていたことが分かり、18日以降のデータは正しいものを公表しているとしています。また、ホームページに掲載していた過去のデータについては、23日訂正したということです。これについて東京電力は「節電をお願いしているなか、大切なデータに誤りがあり、大変申し訳ありません。データの精度の向上に努めます」と話しています。

 

上杉氏「きちんとした情報だと思っていたからこそ節電や計画停電などに対応した。何故ミスという事で済んでしまうのか。東京電力に何故捜査が入らないのか。せめてこれまでの様々な情報隠蔽に関して証拠保全をするべきじゃないか。東京地検特捜部に対して言っているが、東京電力に関してそうしたことをどこの新聞も書かないし、そういう動きもない非常に恐ろしい国」

(*東電発表は7月1日~8月17日までの需給状況データの集計ミスであるが、それ以前に関する情報の信頼性、信憑性も揺らいでいるという前提があっての話と思われる)

 

◆前原氏出馬報道について

上杉氏「一般のテレビや新聞だけ見ているとそうだなと思うのだが、わずか5か月前に『政治とカネ』の問題で大臣を辞められた方。もともと国土交通大臣時代、八ッ場ダム、JALの処理などぶち上げたものの何ら力を発揮せず、尖閣ビデオの問題も情報公開と言いながら一切出さず、外務大臣になってから前大臣の岡田外務大臣がオープンにした記者クラブ(会見)も事実上閉じた。さらには偽メール事件で結果として同僚議員の死を招くような形での責任をひとりとらず、とにかく何をやってもダメだという印象しかない。こと日本のメディアになるとそれが素晴らしい政治家となる。

なぜ、政治とカネの問題で辞めて、今回の原発事故対応に関してもずっと沈黙を守って何ら発信しなかった人が総理になる代表選に出れるのか。

菅内閣の中では当初から菅内閣を支えた戦犯のひとりでもある。その戦犯がどうしてもう一度総理の座を狙えるのかということが不思議でならない」

 

原口氏「上杉さんの指摘に対してはなかなか反論しにくい。前原さんは大臣を辞めた後も外交などではわりと陰徳を積んできている。問題なのは東京電力のプログラムミス。原発のスピンコントロールじゃないかと。別のところに国民の視線を逸らせて本当に電車を止める必要があったのか。根拠を示しなさいという総務省を通じて経産省に資料を求めていたが、プログラムミスで許されるもんじゃない」

 

上杉氏「ツイッターからの質問。“何故代表選に出ないのか?出ると言わないのか?”と」

 

原口氏「完璧に白紙。まだ日程が借り置きされただけ。26日に法律が通ったら27日に告示をしてその次の月曜日に選挙という事が借り置きされただけ」

 

上杉氏「ただ、閣僚懇で30日に総辞職すると言ったという事は30日には新しい総理が決まるということですよね」

 

原口氏「ただ、その時に次の代表がいつ首班指名を受けるかというのは臨時国会を開いてやるのか。これがただ今年はもう来年度の概算要求も遅れている。一ヵ月遅れ。待ったなしの状況の中で。あるいはソブリンリスク(*)

といって海外から非常に弱いところをめがけた色んなマネーゲームのお金のリスクも高まっている。

                                                  


(*)ソブリンリスクとは[exBuzzwords]より

ソブリンリスクとは、外国の政府や中央銀行、外国地方公共団体といった事実上の外国国家に対する融資におけるリスク。

カントリーリスクと同義で使われることもある言葉だが、厳密に区分するならば、ソブリンリスクは特に国家への融資に関するリスクに限定されている。

【リンク】http://www.exbuzzwords.com/static/keyword_4525.html


                                                  

 

あるいは帝国主義的に資源外交をしようと思えるようなよその国の動きも高まっているなかで待ったなし」

 

◆3.11以降の原発事故に関する政府対応について

上杉氏「原発事故に対する政府の対応は完全に間違い。国会議員全体でいうとそうでもない議員がたくさんいる。その中でも中心的なのが原口さん。放射能漏れ、被曝、原発事故の情報隠蔽を追及してきた。新しい情報などは?」

 

原口氏「特に緊急冷却系。ICという非常用冷却復水器。福島第一原発1号機で地震直後に3回に渡って止められていたということが分かった」

 

上杉氏「3回に渡って冷却装置を止める?どういうこと?」

 

原口氏「よく分からない。質問をしてみると55度/hになると逆に危険だから3回に渡って止めたんだと言っている。けれど実はこれは最後の最後の砦。もしそこで弁を閉じたりこれを止めたりしていなければ自然に冷却していく。その時間を稼ぐことも出来る。

しかしその時間を稼ぐための最後の砦をなんで3回に渡って止めなければいけなかったかという理由が全く。さっきまで川内さんや藤田さんや多くの専門家の人達と検討していたが分からない」

 

上杉氏「この事実があまり報じられていないのか、発表されていないのか」

 

原口氏「発表されていない」

 

上杉氏「事故が起こったら冷却システムが動くのだが、意図的に止めたということ?」

 

原口氏「それが止められている。向こうの説明からすると、急激に下がると確かに炉が壊れていたり配管がどうのこうのというと怖いのかも分からないけど、本来、急激に下げないで徐々に下げていくプログラムが自動で動くはず。電源が喪失していていも。

それが動かないと何が起きるかというと、2~3時間の間にもう一回、海水なりなんなりを入れないと今回の事故のようになると」

 

上杉氏「メルトダウンが始まってしまう」

 

原口氏「それをわざわざ時間を稼ぐための電源がなくても動く装置をなぜ3回に渡って止めないといけないのか。吉田所長のビデオレターも僕らは検証したけれど、オペレーターが勝手にそんなことができるのか」

 

上杉氏「3回止めたというのは事実?」

 

原口氏「はい。事実です。発表されています」

 

上杉氏「政府のほうも認めた?」

 

原口氏「はい。A系B系2系統の自動起動する非常用復水器というのがある。その動作が止められている理由が分からない。

もっと分からないのは1号機がそうなったから2号機3号機もなかなか手がつかなかったという事なのかもしれないけれども、2号機については1日半時間がある。3号機については3日ある。ところが1号機と同じような水素爆発。それが分からない。

もっというと検査機関、検証機関があるにもかかわらず、オペレーターから聞き取りしているのか?マニュアルは検証しているのか?同じようなICがある他の原子炉、島根だとか。そういうところがどういうオペレーションになっているのか。このことが極めて重要。今回のような災害が起きた時に福島だからこんな重篤なのか。東電だから重篤なのか。それとも原子力発電所そのものに内在する危機なのか。これを検証するためには、このICの動作によると思われる水位変動、原子炉の中の圧力上昇、そこの説明はちゃんと受けないとダメ」

 

上杉氏「当然そこを説明しないと、原子炉自体のシステムに問題があるとしたら今稼働してる全ての原発で同じ事が起こる可能性がある。オペレーターが故意に止めたとなると人災決定では?」

 

原口氏「人災なのか何なのか。川内議員が様々なところで聞き取りもしている。だから色んなところの議事録にもなっている事なのだが、何故オペレーターがそんな事をしたかということが分かっていないのか。もう5カ月経っている」

 

上杉氏「福島第一原発の吉田所長はこれを了解していた?それとも知らなかったのか?」

 

原口氏「ICがこんな動きをしていたという事を知っておられたら、こんな結果にはなってなかったのではないか?逆に吉田所長がご存じないという事も普通、考えられない。オペレーターが勝手に所長の判断なしに出来るとも思えない。もっというとICというものは最後の最後の砦と彼らがずっと言ってきた。その5重の砦は何が起きても作動するから大丈夫と言っていたものがなぜ作動していないかが分からない。いや、作動を止めたかが変わらない。

公正な(目で)原子力を研究してきた人たちとたった今までやってきたんだけど、それでもどう見ても分からない」

 

上杉氏「推測でもいいから解説してくださった方はいらっしゃらなかったのか?」

 

原口氏「東電の説明では地震では壊れてませんと言いたげだという事は外形的に分かる。実は地震計はあるところでは振り切れてるくらいだから、地震で壊れたかどうかが本当は分からないと言うのが正しいと僕らは疑っている。しかしICが人の手によって3回止められたと。だったらマニュアルがあるはず。マニュアルを見せてくれと言ってるけどまだ出てこない」

 

上杉氏「地震で止まったか、もしくは津波で止まったか、という事に関しては先々週、出演した日隅一雄さんや木野龍逸さん、そして私も出ていた3月の会見の時、データが出た時に津波が来る前に(電源が)一旦落ちている。それはどう考えても地震で止まっている。やはり当時、原賠法含め、東電の責任逃れ、賠償逃れがあったのではないかと指摘してきたのだが、今回の件はこれを超えるような事で(止めた)意図が全く分からない」

 

原口氏「分からない。3月11日に放射能の値が急速に上がっている事、あるいは炉の圧力の事もなかなか説明できない」

 

上杉氏「原口さんもだいぶ前から追いかけていて、今日、政府のほうの報告書もお持ちなんですが、3回止めたというのは政府のほうも東電も認めていると」

 

原口氏「原子力安全保安委員長深野さんのお名前で、科学技術イノベーション推進特別委員長川内博史さんに8月19日付で回答がきている。これを検証して見ても分からない。回答に沿って検討を加えたところ、ICが手動操作でどうしてこういう事になっているのか。保安院としても3回の温度低下が見られることから東京電力の説明にある通り、ICの手動操作の影響と考えていると答えている」

 

「これは本当は政府がしっかりと、保安院というからにはオペレーターに聞き取りしてなきゃいけない筈。だって福島のある地域からはもう住めなくなって外に行かなきゃいけない。あるいは今でも放射能の恐怖にさらされている。なのに、オペレーターのマニュアル一つ出さないというというのはおかしい。柏崎や島根にこれと同じ型のものがある。そこの運用はどうなっているのか。あるいは東海第二。東海第二もこの間行ってみて予備電源系と常用電源系がロストしてかなり厳しい状況があったという事が分かった」

 

上杉氏「JCO事故の事で皆さんご存知かもしれないがその東海村の東海第二発電所も地震で実は危機的な状況にあったという事ですか?」

 

原口氏「そうですね。そう考えられます。危機的という言葉の定義をちゃんとしなきゃいけないとは思うが、原子炉が緊急停止。14時48分から非常用ディーゼル発電機で安全停止に必要な電力を確保して、そして原子炉隔離冷却ポンプ、高圧炉心スプレーポンプにて原子炉水位を確保した、と言っていますけども、そのあと津波を観測して、非常用ディーゼル発電機、冷却用海水ポンプ2機が自動停止している。そして残留熱除去系、これは上原先生とよく言ってたやつ、これを非常用ディーゼル発電機2機が手動停止され、主蒸気逃し安全弁による原子炉減圧操作を開始している。原子炉の圧力を減らすという作業をしている。これを見てみるとかなり圧力や温度がどれくらい高まっているかという事もここに書かれている」

 

上杉氏「東京電力の会見では当初、他の原発は大丈夫ですか?と言った時には、他は何の問題もありませんと答えているんですが」

 

原口氏「それは東京電力の所管の発電所で、ここは原燃ですから、自分のとこは大丈夫ですと答えたんじゃないでしょうか?」

 

上杉氏「これもさらっと流れているが、平時だったら大変な事になっている」

 

原口氏「何回もオペレーションをして助かっている。要は、同じような危機的な状況、あるいは似通った危機的な状況になって助かったところと助かってない所を比較すると、そこに見えてくるものがある」

 

上杉氏「助かったところというと、例えば女川などは助かった」

 

原口氏「ええ。東海第二も厳密に言うと助かっている。福島第一みたいにはなっていないわけだから」

 

上杉氏「その差異は?」

 

原口氏「それが先ほどのICを何故止めたのか?あるいは津波がきた後の弁を閉ざしたのは何故なのか?その辺の答えが必要」

 

上杉氏「ツイッターでも来ている。仮にオペレーターがテロリストだったらテロじゃないか、と考えられるが、もちろん何の確証もないが。ただ、そういう事も考えられるほど非常に原発は機密性を高くして守らないといけないのだけど、オペレーターの方が何者かは?」

 

原口氏「オペレーターは東電の社員のはずですね。だから吉田所長の管理下にある人で、その人がテロリストだから3回止めたという事は普通は考えられない。福島第一原発1号機は特に古いので、色んなトラブルをしていて、普通マニュアルにないようなオペレーション、普通考えられているようなものと違ったものが行われていたのか、そこは全く分からない」

 
◆原発事故と情報公開

「僕らは菅政権の次の政権で私たちの思いをもっと国が責任を持って原因調査をする、そして隠さないで詳らかにする、それが最低必要な条件。情報公開です」

 

上杉氏「原口総務大臣時代に大きく進んだ情報公開が辞任されてから残念ながら戻ってしまったが、まさにそれが原発事故を大きくしないで防ぐ、少なくとも1号機にきちんとした対応が出来れば2,3はこんな状況が起きてなかったかも知れないと」

 

原口氏「起きてないし、これだけ時間があったのに。今から見ると1号機はロストに向かう時間をICを止める事で短くしたような結果になっている。結果論と言われるかもしれないが、それが何故なのかが分からない」

 

上杉氏「なんでこんなことをしていて東京地検特捜部が捜査に入らないのか?」

 

原口氏「ちょっと私、立法府の人間なのでそうした捜査機関についてのコメントは控えるが、JR西日本の時でも、航空機事故の時でも必ず色んな調査が入りますね」

 

上杉氏「今回、天竜川の船の事故、それも捜査機関がきちんと入ってる、東京地検じゃないけれど」

 

原口氏「それが普通。個別の案件についてコメントは控えるが、どこかが見逃されるということは法治国家ではあり得ない」

 

上杉氏「この対応を菅政権は正直言ってやってなかった。出来なかったのか、やらなかったのか。ところが不思議な事に今回の代表選に関しては『増税』とか『大連立』とか『マニフェスト』とかあるいは『復興支援』というテーマが散々言われているが、誰ひとり、そして大手のメディアもどこも原発事故の処理について書かない。そして報じない。これは何故なのか?これがなければ先に進まない」

 

原口氏「おっしゃる通り。どんなに増税しようが原子力発電事故由来の被害が確定しなければ、全体の予算というのは立てられないはず。放射性物質を含んだ水を流したことについての賠償も島嶼国から言われている。そんなことさえ止める事が出来なければ目先の増税をしてもズブズブになるだけ」

 

上杉氏「島嶼国の賠償というのは具体的には?」

 

原口氏「本来であれば彼ら海を生業にしている国、漁業や様々な観光資源で成り立っている国にも放射性物質が流れ込んできているとしたらそれを日本はどう考えるのかという投げかけが来ていると聞いている」

 

上杉氏「4月5月の段階で環太平洋20ヶ国の国が4ヶ年プランという事で福島第一原発からの海洋汚染の調査を4年後にするという会議を日本を除いて作ったのだけど、その実態は原文で読んでみると4年後に食物連鎖、ならびに生体濃縮があり、だいたい被害状況尾が分かる。海産物の被害状況が分かるので、その時の国際賠償の額を算定するという意味での会議だった。そういう事を考えると復興支援とかの前にそこの部分、まだ海洋リークを行っているのでここを止めなくちゃいけないのに何故民主党代表選はこれをやらないのか?」

 

原口氏「それは不思議ですね。不思議ですというか、あってはならない事。ここについての答えを持たない人は次の総理になってはならない。メルトスルーをしていると東電は言っているが、この間うちのある専門家の議員と話したら、一年間に17mぐらい落ちるとすると下は地下水脈なので、地下水脈に入った瞬間に放射性物質が地雷原となって様々に外に動く。もし、メルトスルーで沈下が起きてるとしたら時間との戦いです。ところが何が起きているか分からない。あとからこうだった、こうすればよかった。時を浪費する事を僕らは絶対に許されない。そういう時代に来ている」

 

上杉氏「17mですが、発生から半年経っているので、単純計算しても8mぐらい」

 

原口氏「もしそのスピードが事実であれば。今僕がここで申し上げているのは僕たちのある専門家の仮説に基づいたもの。それが起きているという事を言っているのではない。起きている可能性があるという事」

 

上杉氏「鳩山前総理も12mと聞いてきている。いずれにしろ、メルトスルーが起こった場合は当然ながら、地下に潜っていく。それを一刻も早く止める。それが重要ですね」

 

原口氏「それがもしそうなっていたらだが、外側から鉄板で全てを塞いで、と。やっているかどうかも検証しなければいけない。ただ上から水掛けているだけだと、(周りは)水で固くなり、下(中)はドロドロ。この状況だと放射能を出し続ける」

 

上杉氏「福島やその周辺の方たちからすると、とにかく原発事故の処理をきちんとしてくれというのが何より政府に求めている事。ところが今回の代表選ではそのことがテーマにもならず、完全に無視されている」

 

原口氏「まだ告示してませんから。今は出馬予定の人達がこうやりたいと言ってるだけ。そこは必ず争点になると思う」

 

上杉氏「メディアは少なくとも争点にしてないと」

 

原口氏「できにくいかも分からない。これは上杉さん達とずっとやってきたけれど、上杉さんたちの質問を遮り、開示を妨害した人達はもうはっきり名前も分かってますから。メルトスルーがあると言った人達をメディアから追い出して『お前らは風評被害を言う嘘つきだ』と言ってきた。しかし、その嘘つきだと言ってきた人たちの為に私たちは膨大な資源と健康を犠牲にしている」

 

上杉氏「今、思い出して頭に来てしまった。今原口さんがお話して頂いた事、先々週にもこの番組に木野さんと日隅さんに来てお話頂いた。かつて東電の記者会見に出ていたフリーランスの記者たち。もううんざりしたというよりも自分たちが言ってきた事がどんどん現実として起こってくると無力感になる。ほら言ったじゃないかという気持ちより、なんで一つでもやってくれなかったんだという気持ちになる。フリーランスの記者ですらそうなるのだから政権の中にいて直接菅総理に言い続けた原口さんの心境はもっと心が折れているんじゃないかと思うのだが」

 

原口氏「でもここで心が折れたら終わり。本当に申し訳ない。あの時彼がこれをやってくれていたら、こんな水は大量に出なかったし、こんな賠償もしなくて良かった。6月2日に菅さんに『もうあなたが継続するのであるのなら子供たちは逃がしてくれ』と。彼は答えた。現実にいくつかはやった。だけども、明日、自由報道協会で子供たちの被ばくの状況の会見をされる予定(?)だという事ですけども、こんな状況ではどんな顔して国民に目を向けていいか分からないぐらいの気持ち」

 

上杉氏「川内さんは文部科学委員長でスピーディーの公開を即日言い続けた。原口さんは子供や妊産婦、若い女性など日本の今後の未来を担う人達だけでも優先的に逃がしてくれと言い続けて半年」

 

原口氏「現に飯館村や色んなところの人達は子供たちも逃げて頂きました。僕らも自分の事務所に復興支援室を置いてNPOの人達と一緒に、昔で言う疎開のお手伝いをした。しかし、中央政府が本気でやればこんな規模じゃなかったはず」

 

上杉氏「本当に捨石じゃないかというような政策。今日も辻本清美総理補佐官が自由報道協会で記者会見をした。ボランティアの数はそんなに減ってないと言っていたのだが、福島だけ圧倒的に少ない。当然ながら海外の国際ボランティアも入っていない。理由は放射能の問題があるから。そこに残っている方がまだたくさんいらっしゃる。そして内部被曝もどんどん広がっていく中で、果たしてその部分をちゃんと代表選で言うのかということが疑問。

仮にそのことがテーマにならない場合、これをどういうふうにして対応すればいいのか?」

 

原口氏「いま、被爆者援護法の福島第一原発版が必要。第五福竜丸の時もABCCは尿や血液のデータを取ったけど、本人たちには渡されなかった。ビキニの水爆実験では亡くなった方もでた。だけど、今回も誰がどれだけ出たか調べているか、最初はずっと民間だった。それを法律でもって国に責任を持たせる。放射性被害というのは長く続く被害」

 

上杉氏「そしてタイムラグがあって遅く出てくる。チェルノブイリの時も4年後、5年後ぐらいから非常に増え出す。25年経ってもまだ出ている」

 

原口氏「厳密には隠された被爆者、長崎・広島の事実もずっと不都合なところは隠され続けてきた。そして被曝をされた方々も生態的にあるいは統計的に追いかけたものはそんなに多くない」

 

上杉氏「しかも長崎・広島に関しては外部被曝が基本で、内部被曝が計算されてなかったり。福島県の子供たちの45%がセシウムでの被曝、茨城県も入れた1000人のうち、ヨウ素が甲状腺に35mSvの被曝をされている4歳のお子さんとかも発表して、急にHPを削除して更にその当事者たちにまだ知らせていないと。ですからそれを検査したお母さんやお子さんたちもその事実を知らないと。第五福竜丸、そして広島・長崎の時と全く同じじゃないかと思わざるを得ない」

 

原口氏「本人のデータなので本人に知らせなければ対応のしようもない。僕も東海村でWBCに入って体験した。そのデータは本人に帰属するもの。誰かがどこかで隠していいはずのものではない」

 

上杉氏「こういう事が民主党代表選の前哨戦で全く話をされていない。大手メディアは当然ながら原発マネーに蝕まれているので報じない。後半は代表選について」


◆民主党代表選について
 

「代表選に関しては、誰が代表になっても原発のこの事故に対応していかないと増税であろうが復興支援であろうがマニフェストであろうが何を言おうと同じ。ここをと通らないと駄目だという事を指摘して頂いたのですが、代表選の出馬に関して白紙と仰っていたが何か色はついたでしょうか?」

 

原口氏「いや、付きません。何故かと言うと、民主党の政権交代の原点は何かというと国民から選ばれた国会議員が責任を持って意思決定するという事。役人をいじめたり役人のパフォーマンスを落としたり、彼らの仕事を奪う事じゃない。むしろ、今まで民間と付き合っちゃいけないだとか、海外に出ちゃいけないとか色々な禁止事項ばっかりだった。だから中央官庁との関係で言うと自由にやってくれと。何やってもいいと。その代わり、私たちにちゃんと情報を上げなさいと。意思決定権者は私たちです。最後の責任は私たちが取りますと。これが政権交代の原点だったはず。

ところがゾンビみたく内閣に入ると、ゾンビに噛まれた人間がゾンビになっていくみたいに、古いピラミッド型の仕事をしている人達と同型の顔になって来て、同じ民主党の人間なのに野党時代に戦っていた向こう側の壁になってしまう。それを変えることが必要」

 

上杉氏「官報複合体に絡め取られて、同じ人間だとは思えない発言が出てくる。例えば、マニフェストを完全に見直すと簡単に言ったが、2年前に約束してそれで投票したわけです。それを変えるのであれば代表選じゃなくて総選挙じゃないかと思うのですが」

 

原口氏「総選挙というか、政権を明け渡すべきです」

 

上杉氏「それなのにそれをまるでなかったかのようにして約束を破った人達の中から、菅内閣の閣僚から次の人を決めると。これはいくら考えても意味が分からない」

 

原口氏「事態が変わっているので全ては出来ないかもしれないが、しかしやれないのであればその理由をきっちり国民に伝えるべき。子供手当は控除から手当てへという理念。その理念まで放棄するのであれば下野すべき」

 

上杉氏「大連立を野田さんや他の方も場合によってはあると言っている。原口さんは?」

 

原口氏「意図が分からない。政権交代して古い政治の枠組みを変えるために国民の皆さんが私たちに付託をして頂いた。それを私たちが否定した人達と何の目的もなしに大連立すると言うのであれば選挙の結果そのものを否定する事になる。テーマごとはあってもいい。大震災の福島第一原発事故の収束に向けてみんなで知恵を出すとか、復興に向けて救国内閣を作るとか、それはある」

 

上杉氏「パーシャル連合」

 

原口氏「しかし、2大政党が何の目的もなしに大連立するというのはまさに民主主義の否定」

 

上杉氏「3年前に福田康夫総理と小沢一郎当時代表が大連立と言った時には菅さんはじめ党内の人は大反対だった。その同じ人が大連立をすると言っている。マスコミも民主主義の破壊だと言っていたのに今や大連立をするべきだという論調になっていたり、公約を守らない事が政治不信だと言っていた読売はじめ大手新聞が今はマニフェストを修正しないのは政治家としておかしいと。

要するにこのメディアがちょっとひどすぎる。特に3.11の震災以降。新しい政権になってもこのシステムが変わらない以上はまた同じことの繰り返しじゃないかと思うのだが」

 

原口氏「戦争の時に変わらなかったのが官僚機構、つまり官僚丸投げ政治とそれを擁護したメディアと言われている。そこはやはり大きく変えないといけない。

いま未だ政治の世界で日本がまだ一つになれないのは危機意識が共有されていないからだと。民主党自体も足を引っ張り合うのは本当の危機、今世界から来ているソブリンマネーの危機は半端じゃない危機。だけど誰もその事を言っていない。それで増税とか言っている。いやもう、ちょっとびっくりする」

 

上杉氏「最近海外から出てきた論調は、ついに日本は終わったと。これはもう国際的プレーヤーとしては他の国からするとあまりないんじゃないかという論調になっているが、そうは言っても世界の先進国でアジアの―――」

 

原口氏「日本は強い国です。ドメスティックなゾンビリーダーの手から本当に世界をまたにかけて日の丸を背負って頑張っている人たちの手に政治を取り戻す。それはもう、民主党とか自民党とか言う枠ではないんじゃないかと。逆に言うとこの民主党もぶっ壊すくらいのそういう変革のチームがないと日本は持たないんじゃないかと思っている」

 

上杉氏「そういう人っていますか?」

 

原口氏「います。川内さんも森ゆうこさんもそう。だけど、原子力に触れた人は一回パージされる。僕も6月2日、子供たちを守ってくれと、だったら菅さん続けてくれと言ったが、コウモリだなんだと今でも言われている。でも負けません」

 

上杉氏「自民党の河野太郎さんもそうだし、この原子力マフィア国家において、原子力についてNOと言った人は政治家も官僚もジャーナリストも含めていったん消えると。でも最後は歴史が証明すると思う」

 

原口氏「原子力もそれ自体を攻めているわけじゃない」

 

上杉氏「まだ白紙ですか?」

 

原口氏「はい」



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