Sekilala&Zowie

No one is free, even the birds are chained to the sky.


【111011石川知裕議員インタビュー】起こし

【111011石川知裕議員インタビュー】起こしIWJ(SOTA)1a名称未設定
http://iwakamiyasumi.com/archives/13414  IWJのHPにて


岩上安身氏「皆さんこんにちわ。ジャーナリストの岩上安身です。本日は石川知裕衆議院議員の特別インタビューをお送りしたいと思います。いま石川さんの議員会館の事務所の方にお邪魔にあがっております。石川さん、ご無沙汰しております」

石川知裕議員「どうも。ご無沙汰しております」

岩上「実は先日、判決の下された法廷。私も実は傍聴しておりまして」

石川「そうですか」

岩上「ですからお会いはしているんですけれども、微動だにせず、まっすぐ前を向かれていたので、たぶん石川さんは私に気付いていないだろうなと思いました」

石川「傍聴席のほうをあまりじろじろ見渡したりしないものですから、休憩時間になって、被告人控室というのがあります。そこに入るときにちょっと誰が来ているのかなと。この間の判決の時は私の兄と長男の洋三というのが、岩上さんにもお世話になっているという」

岩上「お会いしました。ちょうど入る時に、並んでいる時にすぐ前にいて『お久しぶりです』と。たぶん、無罪を確信していただろうという感じでした」

石川「そうですね。兄にも残念な思いを。後援会長で元足寄町長の高橋健一さんという方もおいで頂いていたんですが、かなり残念な思いを皆さんに抱かせてしまった判決でしたけれども、まっすぐ前を向いていたのは驚きと脱力感で周りを見る余裕はなかったですね」

岩上「判決の話、その内容について、これから聞きたいんですけども、その前にちょっとだけ。こちら素晴らしいお花が届いてますよね。『ご結婚を祝す』と松山千春さんからのお花。ご結婚、おめでとうございます。順序が逆になって申し訳ないんですけど(笑)」

石川「こんな時に、という事も頭をよぎりました。2009年3月3日の大久保さんの逮捕からずっとこんな時が続いているんですけど、有罪判決を受けて、まあ比較的スピード婚なんです。5月半ば以降に知り合ったばっかりでしたので。前から結婚しようかということは言ってましたので、有罪判決を受けて『入籍するか』と言ったら『いいよ』ということだったので。知り合ったのは、彼女のお父さんも東京地検特捜部に逮捕。2年前に逮捕されたんですかね。それで私と同じ時期に東京拘置所に入っていたという奇遇もありまして」

岩上「何の事件ですか?」

石川「ペイントハウスという会社の架空増資事件で、嫁の父親、阪中さんと言うんですが。坂中さんとしては、これは事件に当たらないということで無罪を主張して戦ってきましたけれど、確定して懲役2年4カ月付き執行猶予4年だったと思うんですが。彼女自身もお父さんのその事件で家にガサ入れが入ってきて、非常に嫌な思いをしてきて修羅場をくぐってきているという関係から、私もこれから大変厳しい状況にさらされる。今までもさらされてきましたし、これからも選挙で勝ちあがれるかということも含めて、もしかしたら無職になって無一文になるかもしれない。でもそういうドン底を経験している子だったらどんなことがあっても大丈夫だろうと思って。大変な時に決断していただいて感謝しております。ちょっと話長くなってすいません」

岩上「いえいえ。素晴らしいご縁なんだなということが今のお話でよくわかりました。話を裁判の判決のほうに戻したいと思いますが。判決そのものをどのようにお受け止められました?」

石川「二つに分けて申し上げたいと思います。収支報告書の記載不記載については、たとえば土地の登記を平成16年に行わずに17年に延期をした。私としては司法書士に聞いて、仮登記、本登記ということだから。土地の登記自体は隠してないですから。支出も隠しているわけではありません。翌年にずらしているだけですから。ただ、それ自体をとって故意ではないですし、合法だと思ってやったことですけど。でも16年に載ってないじゃないかと、結果的に。買ったときに載ってないじゃないかということを裁判所がどう認定をするのかというところが問題だと思っていました。それと4億円を載せてないじゃないかと。この2つが大きな問題ですけれども、この記載・不記載に関しては認識の違いなので、ここに関しては、あとは高裁でもう一度自分たちの認識が認められるように頑張っていきたいと思っています。
 ただ許せないのは水谷建設の《推認》ですよね。それと、大久保、池田との、私と大久保さんとの共謀の《推認》この2つについてはもう信じられませんし、水谷については死んでも死にきれないという思いです」

岩上「分けてお話を伺いましょう。前半の記載について、これが有罪という判決。しかしこれは言ってみれば形式犯であるということですよね。少なくとも石川さんの主張ではそういうことになると思います」

石川「私の主張ではそうなります」

岩上「ルール違反をしたと言われればそうかもしれないが、それについては重大な犯罪ではないと。実質犯ではないということですよね。それに対して判決が下されてあの量刑です。これはどういうふうにお考えになりますか?」

石川「禁固2年執行猶予3年ということですけれども、一つは政治家として立候補の権利を奪われるというのはものすごい大きなダメージです。それと傷害を犯した人間だとか殺人とか傷害致死とまでは言いませんけども、やっぱり大久保さんなんか3年6カ月の求刑って、傷害致死ぐらいの求刑ですよね。禁固と懲役をどう図るのかという違いもあるんでしょうけど、ただ政治資金規正法の場合は禁固しかないですから、いくらなんでも求刑時点でかなり重い。そういう感想を持っていましたし、判決が出て、こんな形式犯でこんな罪なのかと。罰金で十分じゃないかという思いはしております」

岩上「後半の話、それも二つに分かれます。水谷建設のヤミ献金といわれる話と共謀の話。まず、水谷建設の話ですけれども、これについて私もあの場にいたわけですけれども、大変ちょっと驚きました。いくつかの問題点があると思いますが、一つは検察が訴因から外しているわけですね、この問題を」

石川「そうなんです」

岩上「つまり本件とは関係ない話が出てきて、そしてかなり語調厳しく《推認》を重ねて、その前段でもありましたけれども、《天の声》が当たり前になっていたとか。もう全体として、東北では小沢事務所の声無くしては公共事業が進まないようになっていたんだという話が作られて、そしてこのヤミ献金に繋がる。これだったら収賄事件じゃないですか?」

石川「検察が認定していない。贈収賄のほうが当然重いわけですから、それを認定してないものを裁判所が《推認》しているというのは驚きました。裁判所としても、これがないと隠したいから記載しなかったという理由が成り立たなくなると思ったんだろうと思います。検察の求刑通り、5000万と4億円の記載。やっぱりリンクさせないといけないという判断に至ったんだろうと思います。しかしそれにしてもまったく証拠がない。物証がないわけですよ。
要は5000万円を水谷建設が出金した。こちらで私が4億円を分散入金したので、7回ぐらい5000万を入金しているんですが、この7回か6回のうちの一つを認定している。これだと将来的に、例えば公務員の方。職務権限を持っている公務員の方から口座に100万円の入金が何らかあったと。一方こちらに100万円の出金があったと。時期が多少あとだった場合、これを収賄と認定できちゃうことになりますよね、なんでも。もちろんこの時期や入金の理由にもよるとは思いますが、これは私はものすごく恐ろしいことだなと思ってます」

岩上「4億円の問題と水谷建設からお金が入ったといわれる話と時期的にもずれてるんじゃないですか?」

石川「そうなんです。ここで皆さんに注目してほしいのは、今度の小沢さんの裁判で、検察官役といわれる指定弁護士は水谷建設の件は全く外しているんです」

岩上「そうですね」

石川「10月12日ごろに私が小沢さんから預かった。それで私が水谷建設から15日に5000万円もらったと裁判所が今回認定《推認》しているわけですけれども、だったらこっちのお金なくても払えちゃうわけですよ。小沢さんのお金を先にもらっているわけですから。だから検察官のもともとの主張だと、これも裁判所は矛盾しているんですけど、土地代金を払うために、だから水谷からカネをもらったと彼らは言っているわけですよ。じゃあ、あとの3億5千万はどう説明するんですか?と言うと、それはどっかから持ってきたんだと。ここは非常に乱暴になるんですよね。とにかくこの5000万円だけ認めればいいんだと。そういう明らかにこちらには矛盾があるのに、我々のほうばっかり矛盾がある、矛盾があると言って、裁判所が《推認》だというのは、本当にこれは次の高裁で。今まではこんなバカなことを裁判所が認定するなんてことは思っていなかったから公判に時間割いてないんですよ。これはやっぱり許せない。徹底的に戦っていこうと思っています」

岩上「いま、ここへ来るちょっと前にですね、実は山田正彦さんにインタビューしてたんです。山田さんにはTPPの話をもちろん伺っていたんですけど」

石川「まああそこは専門ですからね」

岩上「でも、山田さんは弁護士でもあるので、今回、この件でコメントしていただきました。そうしたら法曹関係者でもうほとんどの人間があの判決はおかしいというふうに思っていると思いますよと。必ず高裁でひっくり返るだろうとおっしゃって。おそらくは石川さんがお聞きになったら心強いコメントだったかなと思うんですが」

石川「弁護士さんですからね。山田先生および他の民主党の弁護士の先生も同じようにおっしゃっていただいているので、その方々の意見を頂戴しながら高裁を戦っていきたいと思っております」

岩上「もう一点のほうですね。これが共謀ということ。大久保さんと共謀になっていたという認定の仕方というのも時期的に考えても大変おかしいのではないか。これはなぜ共謀になってしまうのか。ここをちょっとおっしゃりたいことがあると思いますのでこれを」

石川「まず、西松事件と陸山会事件で共謀の質が違うのですが、西松事件については裁判所が認定し、陸山会も認定した。我々は、西松事件についてはある程度これが認められるのかどうかというのは五分五分だと。だけど、陸山会収支報告書については作成過程そのものなので、もうまったく裁判所も共謀を認定しないだろうと思ったらこれも強引な《推認》で認定しているんです。収支報告書の作業というのは、大久保さんと私の違いというのは、大久保氏は議員会館で仕事、私は陸山会での仕事、チュリス赤坂で仕事をしていました。で、私のほうが先輩です。だから収支報告書の作成過程において私が大久保さんに相談するということはあり得ません。
じゃあ、なんで西松事件のときは違う発言をしたのかというと、大久保さんがもう全部自分で(罪を)被ると。西松のときは。実際、収支報告書を作っていたのは石川や池田だということは百も承知で。検察も百も承知をしているわけです。だって、署名と字が違うんだから。(収支報告書を)作っている字が。
だけれども、検察もそこで事件を丸めようと思って、西松事件のときに大久保さんが全部指示を出してやっていたとなっていたけれども、そのあとに我々も逮捕されたので、もう本当のことを話そうということで、収支報告書の作成というのはもう全く関わっていないということを言ったにもかかわらず、《推認》《推認》でやってしまった。これも恐ろしいことですよね。
 だからヤクザの事件とちょっと似てますよね。ちょっと例えが悪いですけれども、親分が言ったから、みたいな。カシラが言ったから、みたいな。それと同じように、もうちょっと品良くすると、上場企業の社長さんなり常務さんなりが必ず指示を出したはずだということと同じ構図になっちゃいますよね。あまりにも実態とかけ離れた判断だと私は思っています。
それは岩上さんも色んな政治家の方を調べて、だいたい会計責任者にはそれぞれの国会議員の事務所の大物秘書を据えて、名前だけ据えておいて、実務はほとんど、これは大物秘書に次ぐある程度、実力秘書を置くというのはもう政界の常識なんで。だって一部上場企業の経理部長が全部知っているわけないじゃないですか。もしくは経理担当の常務みたいなもんですよ、大久保さんは。経理担当の専務でもいいです。実際は経理部長が決裁しているというのをこっち(専務もしくは常務)も担当だから知っていたはずだというのが今回の《推認》ですよね」

岩上「この現実とあまりに違うと。強引に《推認》して共謀とした。それを僕は聞いたときに、前に石川さんから聞いた話をすごく思い出したんですね。つまり取り調べの段階からこの事件というのがイチ刑事事件ではない。石川個人を狙った刑事事件ではない。そうではなくて、小沢一郎という人物を捕まえていくための階段、踏み台なんだというようなことを言われたというような話。全体としてとにかく小沢一郎さんを政界から、言ってみれば政治的な生命を奪いたいという意志を持った政治裁判であると感じたと。政治的な捜査であると感じたと。これは今から一年くらい前ですかね」

石川「そうですね。5月か、それぐらいですかね」

岩上「あの事を思い出してまさにちょっと悪寒がしたんですね。寒いと。本当にこれはそういう目的のために裁判所までもが一体となって政治的な目的を遂行しようとしているのではないかというふうに私は感じたんですが、石川さんはどういうふうに思われました?」

石川「そうですね。田中派対検察という戦いの構図の最終戦争だと思ってます。政治的に小沢一郎を抹殺したいというのはその戦争の怨念が残っている。それに司法も検察との長年の交流から今回乗ってしまったという構図ですけども、そこにいろんな勢力が乗っかっているわけですよね。一つは自民党。または小沢さんを良しとしない官僚軍団かもしれない。それが複数に重なり合って、誰が絵図を描いているのかというのはないんですよ。もうメディアも一緒になって複合的に小沢一郎を抹殺しようとしている。そういう勢力というのが、みんなお互いがお互いを認知しているわけではないんですが、これは佐藤優さんが官僚については『集合的無意識』という表現をされてますけれども、私はウォルフレンさんの(著書)『誰が小沢一郎を殺すのか』の非常に面白い分析の仕方でした。やっぱり小沢一郎的なるものを抹殺したいというのが、いろんな勢力が自分たちで努力している。
その中で検察はどうしてか。特捜部はどうしてか。やっぱり功名心ですよね。大物政治家を逮捕したい。官僚はどうしてか。怖さですよね。例えば、法務省だと行政ですからその中で検事総長の国会での認証だとか」

岩上「国会同意人事的なことになりますよね」

石川「そういうことを小沢さんならやってくるんじゃないか。マスコミだって小沢さんならクロスメディアを廃止するんじゃないかと。新聞で言うと、なんでしたっけ」

岩上「記者クラブの特権を剥奪するとか、そういうことも出てくるでしょうね」

石川「そうですね。そういうことも含めて可能性がある。だからそれぞれが小沢一郎というものを邪魔なものだと思っているからこういうことが起きているんじゃないかと。
私はただ小沢さんが政治とおカネばっかりクローズアップされますけども、じゃあ実際におカネ集めて何をしようとしているのかということに皆さんもっと議論してほしいんですよね。じゃあおカネ集めて何をするのか。多くの議員を動かすため。じゃあ、多くの議員を動かすためにどうするのか。政治とカネの手法と言われます。でも、政治力とは何かというと多くの議員の賛同を得ることですよね。良くいえば賛同を得るため。悪く言えば数を力で動かす。じゃあ今までその数を握って何をしてきたのか。例えば国際貢献。このPKO法案を通す。300万ドルの拠出。やっぱり小沢さんの力ですよね。いま更に小沢さんが考えていたものより自民党のほうが右に行っちゃってるわけですよ。小沢さんはなし崩し的なものはよくないと。ルールをピシッと決めて、戦前のような、邦人救出ということで海外派兵が拡大していくようなことはやっちゃいけない。あくまでも9条のままで国連軍派遣できればいいけれども、ただそうじゃなければ9条の第三項を作るべきだと。国際平和を維持するためにはこれに限らず、と。その交戦権の禁止を。だからそうした国際平和に関する考え方。これもやっぱり強く導入したのは小沢さんの力ですよね。
それと政治家を強くする。官僚が決断できなくなったことを政治が判断しなきゃいけないと思って、小沢さんは一連の活動をしてきているわけですよ。小選挙区比例代表制の導入。政務三役の導入。クエスチョンタイムの導入。政権交代してからは与党の政府の一元化。すべてもっと政治家が勉強して官僚が決断できなくなったところを政治家が決断をする時期に来ているんだと。これを一つ一つ実現してきている。そうしたところに焦点を当てて。
さらに私が強く言いたいのは、棺が定まったのちその人の評価が定まると言います。おそらく小沢さんが死んだらみんなは、功罪色々あったけれどもやっぱり大したもんだったみたいなことを書くに決まってるんですよ、だいたい。どこの新聞も猛将とか言って。それじゃ遅いんですよ。その力を今使わなきゃいけない。その為にはこんなことをやっている場合じゃないというのは、小沢さん本人が一番思っていると思うんですね」
-----------------------------------------------(ここまでが自分、ここから先は@KinocoMXさんです)-------------------------------------------------------

岩上「2年前の政権交代。歴史的な政権交代で、かつそのときにマニフェストでさまざまな公約ありましたけど、一言で言えば『国民の生活が第一』つまりは、小泉内閣に象徴されるような格差が非常に拡大していくような、資本の優越と言いますか、資本の論理が全てに優先して、働く国民や、福祉や雇用というものが犠牲になっていくような政治のあり方。これは小泉内閣で非常に肥大したわけですね。それに対して、国民に再分配をと。お金を戻そうと言う流れを作った。ところがその前後から西松事件、陸山会事件、始まりました。一見別の出来事のように思います。しかしもしこれば政治性を帯びた裁判であるならば、明らかにそこには重なりがあるということ。
 となると、非常に民主党内で敵対してきた例えば前原さんとか、仙谷さん達が今何を成そうとしているかといえば、TPPなんですね。これを見てると、先ほども山田さん(山田前農水相)に会ってきて話をしましたけども(*1)、こういうグローバル資本のほぼ言いなりになるような、開国というよりも米国の多国籍資本への隷従ですね。こういうことを実行するために小沢一郎とか、周りを支える人々、石川さんを含めて、じゃまだったんではないかというふうにすら思える。実は今日山田さんはそこまで踏み込んで、仰ってました。ビックリしましたけれども。もう倒閣という言葉まで口にされてたんですけど、どういうふうにお考えですか」


111011山田正彦元農林水産大臣インタビュー


石川「小沢さんの存在自体が政界の中で大きな影響を及ぼす。というのは、誰もが認めるところで、TPPについても慎重です。やっぱりアメリカとの関係で言うと、これは想像でしかないですけど第7艦隊発言した後、西松建設事件が2ヵ月後に起きました。比較的やっぱりアメリカのロビイストからすると中国との関係、二等辺三角形論ですね。こうしてやっぱり、動向というのが懸念された。さっきの『集合的無意識』っていうのをもう一度使うと、やっぱり比較的中国は嫌い。
 日米同盟、小沢さんも日米同盟が機軸だっていうのは分かってるんですが、中国により過ぎてる小沢さんを嫌う勢力がそういうことを模索したということは、考えられるかもしれないです。TPPの場合は去年から突然出てきたことですから、その前から小沢さんの事件は始まってるんで。一連の中で考えるなら、TPPより前の、アメリカの新しい帝国主義。に対して抗しきれないと。アメリカと更に仲良くしていくこと、中国に色目使うんじゃなくて。模索していくべきだっていう勢力がこうした問題を少しずつ引き起こしてる。その前に麻生さんがオバマのところに行って、非常に親しく会談をしてたり、その後西松起きてますんで、可能性としてはあるかもしれません。あくまで想像でしかないですけど」

岩上「TPPはつい最近起きたと。西松はその前だったと仰いましたが、TPPの本質っていうのは今までアメリカが何年も何年も対日要望を重ねてきた」

石川「年次改革要望書ですね」

岩上「年次改革要望書。これを内容見るとTPP秘密交渉ですから全てがわかるわけではないですけれども、結局日本を抱き込むことは多国間条約の枠組みを使いながら日本を抱き込んで、そして日本にある諸制度を解体していくということが目論見ではないかというふうにどうしても分析できるわけですが、それを考えると結局対日要望の年次改革要望書などの総決算、あるいは強制執行ではないかと」

石川「確かにそういう見方はありますね」

岩上「小泉内閣がやってきて、一旦民主党が強くなって頓挫した。それをもう一度政治的にひっくり返して、再開させてむしろ加速してしまえというふうに見えるんですけど、その点はどうですか」

石川「そうですね、確かに集大成っていうことは言えるかもしれないですね。特にTPPの場合農業だけが取り上げられますけど、医療だとか、福祉だとか、最後は金融ですよ。こうしたことに対してアメリカはやっぱり貪欲です。TPPっていうと9カ国、日本を入れて10カ国になりますが、貿易量の9割は日米なんですよね。後5%なんですよ、オーストラリアも。だからアメリカとしても日本を入れなきゃだめだって当然分かってるんで。
 野田さんもやっぱり輸出を主とする大企業の方々の勢力からかなりプレッシャーを与えられたり、アメリカからのプレッシャーを与えられたりしていると思うんですけど、慎重にしないと、やっぱり国自体の形が変わることなんで。だから山田さん含めて、TPPは衆議院の優越ですから、外国との条約は。衆議院だけで決まってしまいますんで。自民党の中でも賛否両論あるかもしれませんが、民主党の中できちんと議論して、反対論を言っていけば今のままではできないと思いますんで。
 ただ悪いシナリオは、中国が突然参加を表明する。これはやっぱり最悪のシナリオです。中国が参加表明したときに(日本は)参加せざるを得ない。周辺諸国で考えますと、日露の貿易を1と考えたら、日韓がその6倍。日米が12倍、日中が20倍ですから。やっぱり日中貿易が大きなウェイトを占めるようになってる」

岩上「日本にとっての最大の貿易相手国は中国ですから、アメリカは遅れましたからね」

石川「2005年に丁度私が立候補する時にこうやってから、もう5、6年経ってますけど、今の状況では中国が入るってことはない。だから、交渉に乗るべきだっていうことを言う人は、そこの点強調しますけど、もしTPP締結した場合に他とのFTA、EPA、全てTPP以下になりますから。関税を一旦下げちゃうわけですからね。全体を考えて機能しないといけない。
 今、なんかTPPに反対してると開国に反対する人みたいな、守旧派のレッテルを貼られてるような印象になりますよね。このままだと貿易もジリ貧だと。大丈夫なのかと。貿易量っていうのはGDP460兆円のうち80兆ぐらいですから、内需の拡大、デフレの解消が先なんで、もっと議論していかなきゃいけない」

岩上「特に雇用が凄く心配ですね。今日山田さんも仰ってました。ベトナム、マレーシアっていった人達を入れていきたい。入れていきたいということを言ったのは、日本の主たる有名な輸出大企業のトップだと。自分に言ってると。そういう圧力があって、TPP推進だと。ということになると、日本人は雇いたくないって話ですよね。日本国民の雇用は守れないってことになりますけど、農業のことも、工場労働者の雇用者も全部含めてですけども、石川さん地元の北海道の人達の付託を受けて、議員になってやっていらっしゃるわけですから、地元の方々の声、あるいは利害ということを考えて、どうお考えになりますか。これは農業が、まあ北海道ですからね、北海道を含めてお考えになっていただきたい」

石川「まあ私の地元というのは食糧自給率が1100%で」

岩上「十勝ですよね」

石川「十勝ですね。特に小麦の、国産の小麦っていうのは80万トン。日本の需要は580万トンですから、自給率は14%。国産80万トンのうち4分の1が私の地元です。あとは、ジャガイモ、小豆だとか。小豆なども6割が私の地元です。
 利害関係だけ考えると、田舎の産業が吹っ飛んでしまう。これは認められるものじゃありません。ただ大事なのは、農業だけっていうことじゃないってことを十勝の人に言ってる。これは公共調達の面にしても、何にしても。農業の利益だけ考えたってことをいうと、郵政民営化と同じになってしまう。あの時も郵政民営化は『民営化したほうが便利じゃないか』って言って結果的にこういうことになってしまってる。三つに分立したために非常に不便になっている。だからこういう自体になって、TPPに反対です。反対だけれども、自分達の産業が守られる、守られないの議論は絶対しちゃいけない。これに関しては私も今480分の1の議席をいただいてますんで、また多くの民主党の仲間もいます。やっぱりこうした議論が拙速に進まないようにこれからも努力をしていきたいと思っております」

岩上「お時間が迫ってきてますよね。ちょっと一つだけ。
 今TPPも含めて大変急な流れで政治が動き出してる。果たして今デフレで、長期不況に苦しんでいる国民のためになる政治なのかと、あるいは2年前の民主党に対して期待したものをことごとく裏切るような方向の政治になってるんじゃないかという批判、懸念あるわけです。そういう中でこの間の代表選が行われた。この代表選に際してですね、おそらくは石川さんご自身の期待通りにはならなかったと思うんですけれども、どういう思いで票を投じられたのか。そしてあの時に小沢さんに期待するものは何であったのか。ちょっと振り返っていただきたいなと思ったんですけど」

石川「民主党の代表選自体に私の1票はありませんので、首班指名は衆議院の1人として1票はありました。それで、野田さんに決まったわけですが、どうも小沢、反小沢で決まってしまった。そこに私は『いつまでそんなことやってるんだ』という思いと、もうこういう政治とカネの問題ばかりクローズアップされるけれども、小沢一郎の今までの功罪含めて実績をみて、こういう国難の時だからこそ本物の人間を選ぶべきじゃないのと、皆さんに啓蒙の意味で貴重な1票ですから、首班指名が1番重いんで、1票を投じました」

岩上「小沢さんに投じられたということですよね」

石川「はい、そうです」

岩上「どういう思いだったんでしょう。明らかにそれは」

石川「それは小沢さんに頑張ってほしいっていう思いと、それ以上に国民に対して皆さん私と同じ気持ちの人沢山いるでしょ、という思いです。
 特に来年は世界の指導者が交代します。ロシアはメドベージェフとプーチン。2人の間にも微妙な空気が流れてるということで。北朝鮮も徐々に金正恩に権力移行。中国も習近平。江沢民が自分たちの派閥を選んでる。だから、いま胡錦濤は【**00:32:23】これ小沢さんの家にも泊まったことある人なんですけど、こういう綱引きがあったものの、習近平になりました。この間江沢民が公の場に姿を見せて『まだ自分は影響力あるぞ』と誇示してましたけども、そしてアメリカ大統領選挙。こうした米ロに、大国に加えて日本の周りでも。韓国も大統領選来年かな。大きな動きが出てきている。
 そうした中で諸外国と対抗できる本物のリーダーを選ぶべきじゃないですかっていう啓蒙の意味も大きかったですね」

岩上「ありがとうございます。検察、そして裁判の問題、そしてTPPを中心にね、ちょっと今ホットなテーマなんで、お聞きしましたけれど、石川さんご自身はもちろん政治活動を続けると、議員辞職というような声はあっても続けるとはっきり明言されてます。お続けになりながらですね、今TPP意外のことも含めて広いテーマで、どのテーマを自分は貫いてやっていこうかと、議員として活動し続けようかという抱負をお聞かせください」

石川「私は地域が元気にならなければ国全体が元気にならない。広義の意味で言えばじゃあ地方分権をどう進めていくのかっていうことが大切なテーマになると思いますし、一次産業をどう活性化していくのかっていうテーマになると思います。
 具体論はどうかっていうと、道州制ではなくて、都道府県すっ飛ばして市町村に権限与えるべきだと思います。
 もう一つは大学を含めた公的機関、東京来て遊んでるんだったらとにかく田舎元気にする為には今独自産業化って言われてますけど、産・官・学が揃わないといけない。学が足りないんですよ。アメリカが一部上場企業のうちニューヨークにあるのってわずか数社なんですよね。殆どきちんと地方、シリコンバレーを作ったり、デトロイトは車の町だったり。日本もそういう形でもっと公共機関を分散していくべきだと思っております。そうじゃないと一極集中が進みすぎて、日本自体が。それと、人材形成においても、もやしっ子ばっかりになっちゃう。田舎から出てきたわんぱく坊主がこの国を元気にすると。都会っ子がだめってわけじゃないですよ。たいてい今まで政治家っていうのは連続当選しやすかったからかもしれませんが、地方から出てる人が多いと思うんで。だから、田舎が過疎化でしゅんとしちゃうっていうのは人材育成にとっても良くないと。いかに地方を元気にしていくかってことを、政治家としてがんばっていきたいと思ってます」

岩上「住民に最も近い基礎自治体。これが重要だと。今回原発の問題で、基礎自治体の示している姿勢が国や、都道府県と非常に対照的で、『これは続けるべきではない』というような地方自治体が非常に多いですよね。最後の最後に、本当にこれで最後です。一言だけ。この間ご自身が大変なことに見舞われてる間に、日本も全く別の原発の事故という大変なことに直面することになりました。石川さんはこの原発の問題どうあるべきか、どうお考えでしょうか」

石川「結論から言うと脱原発が望ましい。当然他の代替エネルギーでやっていくべきだと。ただ、いきなりはできないでしょうから、月並みな答えになって申し訳ありませんが、天然ガスの輸入をどう増やしていくか。あとは、クリーンエネルギーどう進めていくかっていうことだと思います。最終的に世界的な協調の下で、脱原発を進めていくべきですが。
 あともう一つ、中間処理施設、いろんな議論してますけども、福島県の方には大変寂しい思いかもしれないですが、あそこに最終処分場を作る以外ないですよね。やっぱり第一原発のところ、これをまたどこに動かすっていったって、議論しようがないわけですから、これはもう国土の一部が失われてるわけです。だけれども、象徴的な場所として封じ込めをしなきゃいけません。それをなかなか今言い出し辛いですよ。きちんと福島県の方と話し合いながらやっていきたいと思っております」

岩上「言い出し辛いということを言い出せる人っていうポジションになっちゃったかもしれないですね、石川さん、もしかすると」

石川「まあそうですね比較的。離党もしてますからね」

岩上「以前より思い切って、発言に非常に迫力が出てきたような気がします」

石川「修羅場くぐってます(笑)」

岩上「石川さんお忙しいと思いますけど、又お時間作ってください。又お話伺いたいと思います。今日はどうもありがとうございました」

石川「どうもありがとうございました」

岩上「石川さんのお話伺わせていただきました。又よろしくお願いします、どうもありがとうございました」

石川「はい、ありがとうございました」

クリック頂けると大変うれしいですにほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へTwitterボタン&いつもありがとうございますにほんブログ村 政治・社会問題
関連記事

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

trackbackURL:http://threechords.blog134.fc2.com/tb.php/1169-728e024c
該当の記事は見つかりませんでした。
光熱費