Sekilala&Zowie

No one is free, even the birds are chained to the sky.


スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

111222 シンポジウム(第一部/後半)「検察、世論、冤罪 Ⅲ」~続き・山下幸夫弁護士、市川寛弁護士、山口一臣氏発言要旨一部

111222 シンポジウム「検察、世論、冤罪 Ⅲ」【IWJ録画配信】(第一部/後半)
IWJ(SOTA)1a名称未設定

総合司会: 江下雅之(明治大学情報コミュニケーション学部教授)
司会:   岩上安身(フリージャーナリスト)
パネリスト:森ゆうこ議員(民主党参議院議員・文部科学省副大臣)
      郷原信郎(名城大学教授・弁護士・「検察の在り方検討会議」委員)
      山下幸夫(弁護士・元最高検察庁アドバイザー)
      市川 寛(弁護士・元検事)
      山口一臣(週刊朝日前編集長)
      八木啓代(「健全な法治国家のために声をあげる市民の会」代表)


≪一部要約≫
http://threechords.blog134.fc2.com/blog-entry-1354.html~続き
山下幸夫弁護士
「ーーーそして、審査補助員の問題も大きな問題がある。実は、私は日弁連の中でそういったワーキンググループをやっているので審査補助員とか指定弁護士になる人を研修する立場で何年も研修をやっている。実は私も指定弁護士や補助員をするための登録をしている。もし依頼が来たら一番最初に山下先生にしますというように言っていたが、ところがこの小沢事件がまさに東京弁護士会に順番が来た時に私ではなく、米澤さんという弁護士が審査補助員になった。私に依頼さ最初に来ると言われていたにもかかわらず、何故か知らない間に米沢さんになっていてびっくりしたが、おそらく米澤さんが自分で手を挙げたのだろうと思う。未だに今でも色々調べたり人に聞いたりしてもなぜこの人が選ばれたのかが分からない。東京弁護士会の中にいても全く分からない。日弁連も分からない。米沢さんが最初の議決の時の補助弁護士になったのかが実は全く分からない。東京弁護士会の会員でもあり日弁連のワーキンググループもやっていながら米沢さんに決まった経緯が全く分からないのは何かおかしい。なにかの力が働いてそうなっているとしか思えない。
そのうえで、自分の立場からみて、このケースは不起訴不当だという判断が出ることはあり得ても、起訴相当という判断が出る事件ではないとずっと思っていたが、それが2回も続けて起訴相当という判断が出たという事に対して、研修する立場からみて、そんなことを審査補助員が認めること自体がおかしい。そこはきちんと説明して、これが起訴相当になることはないという説明をすべきであるにもかかわらず、もしかしたら逆に誘導したという可能性もある。2番目の吉田(繁実)弁護士については報道で、共同共謀正犯に関する黙示の共謀を認めた最高裁判例を紹介して、これは共謀になるという説明をしたという事が報じられたが、そんなことで誘導してはいけない。そういう意味で審査補助員の制度自体が欠陥である。そしてブラックボックスになっている検察審査会の在り方自体がまさに誰もチェックできない、誰も暴走を止められない、更に弁護士会からみてもチェックできない。その弁護士が何をしたか全く分からない。非常にへんな制度になっていて大変問題。
そして、ここから遡っていくと、やっぱりこれは検察の補完のために考えて作ったとしか考えられない。そのために色々なものが働いて小沢事件というのが起きて起訴まで言ったとしか考えられない。これがたまたま自然に偶然にいったとは到底思えない。何らかの強い意図が働いてそうなったとしか言いようがない。それは私が日弁連のワーキンググループをやっている中で感じること。
前田元検事のこの間の発言、今回出た話は、検察審査会に対して、ひとつは虚偽の報告書を出したということ、もうひとつは情報を出さなかった。その情報とは色んなゼネコンに対して、裏献金をしていたのではないかという事で色々取り調べをしたのだが、ゼネコン側からは、していないという供述しか出なかった。調書にしてしまうとそれを証拠として開示しないといけないことから、当時、取り調べメモだけを作り、それをワープロに打ち直したものを検察幹部が共有していたと前田氏が証言していて、その取り調べメモを一切検察審査会には出さなかったと。これはあくまで調書じゃないからと言うのだが、ゼネコンが裏献金を否定した証拠となるメモを検察審査会に出さなかった。積極的証拠を出す一方で、ゼネコン捜査の結果を一切出さないという形で結局検察審査会をコントロールしたという事を前田氏が証言した。この前田氏については、私が一年前に最高検の検証アドバイザーになり、村木事件の記録をすべて読み、前田さんの調書や調査結果を全て読んだうえで、彼が自分を守るために平気でうそをつくような人なのだが、しかしある程度本当の事を言ってるだろうと思う(恐らくそれは、ひとつには前田本人の実刑が確定してるからという理由)
昔、検察審査会というのは弁護士が審査補助員になる前、検察審査会の事務局が何を審査員に見せるかと膨大な証拠をセレクトしてコピーして審査員に渡す。従って既にもうそこでバイアスがかかっていて、且つ、事務局がある種、この事件は不起訴にしようとか、これは起訴相当にしようとか決めて、それに見合う証拠だけをコピーし渡していたんじゃないかという事は従来から言われていた。
今回の審査補助員の制度で、少なくともそこは弁護士がチェックできるようになった訳だが、しかし審査員にはかなり抜粋された証拠だけを渡し、あるいは審査員から言われた時に補助員が出して説明しているようだが、たぶん審査員は全ての証拠を見ているわけではないということ。だから、そもそも見てないうえに、しかも今までは事務局が証拠をセレクトし、ある種そこで方向性を付けた証拠だけを見せるという事をやっていた。更に今回はそもそも検察から来ている証拠自体が操作されていたという、色んな複合的な中で起きているということであり、そういう意味で、この検察審査会法改正はもともとブラックボックスになっている故に色んな問題があることが全く誰もチェックできないという大きな問題があった。
今回、それが明るみになろうとしている。しかしすでに検察審査会の2回の起訴相当議決によって起訴されて裁判が始まり、裁判の中では有罪か無罪かだけが議論の中心で、なかなか検察審査会の起訴議決が違法で無効で控訴棄却になるという方向になるという事は考えにくいので、悪い前例になってしまう恐れもあるが、これを機会にきちっと検察審査会の在り方を見直さないと、本当にこれは検察の補完であって、全く検察に対するチェック機能を持たない、むしろ危険なものになろうとしていると思う。私たち弁護士も、この二人の弁護士、吉田繁実さんという人は良く知っているが、どうしてこういうふうになったのかが分からない。弁護士からみてもおかしい。少なくとも私は審査補助員は複数選任できるようにするべきだと思っている。二人以上にするべき。指定弁護士は複数選任できるようになっているが、審査補助員が一人しかできないためにその人が変な方向に走ると誰も止められず、しかもチェックできない。審査員の情報、審査の日時、場所などでも客観的なデータはオープンにしてチェックできるシステムにすべき。そうしないと暴走を止められない」

岩上氏
「田代検事の報告書のねつ造について、これは一人の検事の暴走なのかどうか?」

市川寛弁護士
「田代検事と職場が同じ時期もあって彼を知っているという点も含めたバイアスがある前提で申し上げるが、まずは抽象論として、3カ月も前の事情聴取の内容と昨日とか一昨日の調書の内容を混同して調書を作る奴は検察庁に入るはずがない。今、検察庁の信用は地の底以下に堕ちており、その信用を落とした一人が私でもあるので何とも言えないが、そこまで馬鹿が揃っちゃいないだろうという事を信じていたのだが、現にあると。しかも、それが捏造であるという事が法廷で明らかになった以上、要するに順序立てて考えていくと、インチキな報告書があり、これはイチ検事どころか、田代検事は主任でもなかったが、主任検事でもそんなことを考えつくはずがない。いくらなんでもという思い。少なくとも1人の判断というのは絶対にあり得ない(以下略)」

山口一臣氏
「これまで5人のパネリストの皆さんの貴重な話に皆さんは、今この時代にこんなことが行なわれているのか、と驚かれていると思うが、これを日本のなかでどれだけの人が共有しているかという事を考えてほしい。私はメディアは機能していない、メディアは不在であると。
 私は西松事件の頃から色んなところで折に触れて陸山会の話をしているが、ラジオのプロデューサーから言われたのは、一週間の中で山口さんに対するクレームが一番多いと。週刊朝日では検察の劣化というタイトルを付けたり、検察の狂気というタイトルを付けたりした。その時に自分の身を案じてくれた先輩が『おまえはなぜ小沢を擁護するんだ?』と言われた。しかし僕は同じことを聞かれるたびに言っていることだけど、別に小沢さんを擁護したつもりはない。これは小沢さんだろうと鈴木さんであろうと田中さんであろうと誰であろうとこの事件の捜査がおかしいからおかしいという事を書いているんであって、別に小沢一郎という政治家について特別な思い入れがあるわけでもない。ただ、メディアの仕事というのは、そのメディアの色々ある仕事を削ぎ取っていって最後に残った仕事は権力の監視だというのは、我々のような仕事をしている人間なら“きほん”の“き”であると先輩から教わってきた。それは当然、検察権力の監視をするというのがメディアの仕事だろうという話をする。そうすると、検察も権力だが、小沢も権力だろと返ってくる。それはそうじゃない。その当時、小沢さんは野党の政治家だし、昔は自民党の権力の権化のような時代もあったが、今のような出来事が起きていた頃は野党の政治家に過ぎず、しかもその時に何が起きていたかというと、検察によって捜査対象になっているわけだから、権力を行使する側は検察であり、小沢一郎は権力を行使される側の身である。なので、我々週刊朝日は権力の監視という意味で検察の批判をしているんだという事を説明をしてきた。
 そして、先ほど来、皆さんが指摘していた問題の殆どの部分はメディアの問題だと思っている。メディアに大きな責任があると思っている。田代検事の捏造捜査報告書というものが検察審査会において大きな影響を果たしたと思うが、この事実を知るまでは、検察審査会の審査員が選ばれる過程に疑義が生じていても、小沢氏に対して起訴相当議決が出ても仕方ないかなと思っていた。それは、普通の人がこれまで新聞やテレビを見て、この事件を事前に理解している。そのメディアにあれだけ2年半にわたって大疑獄事件であるかのような報道が繰り返される中で暮らしていて、よっぽど検察問題、あるいは冤罪事件、あるいはメディアの実態などに特に関心がある人以外はたぶん、小沢一郎という人は何かとてつもない黒い事件を起こしているんだろうと考えてもしかたがないと思う。そこに田代さんが作ったような捏造報告書を読まされたら、これは起訴しない方がおかしいだろと思って当然かと思う。
と同時に、検察審査会の選任方法や検察審査会の在り方そのものに疑義が生じているという事が殆ど報じられていない。検察審査会は二度にわたる起訴議決が決まったときの新聞の社説なんかも含めて、この民意は重たいとか、一般市民の感覚を小沢氏は真摯に受け取るべきだとか、殆どの新聞がそういう論調。産経から朝日までずらりと見事なまでに同じ論調。ところが、その検察審査会の中身は何かというと、先ほど再三お話にあったような中身なのである。本来、メディアジャーナリズムの仕事というのは、実は検察審査会というのはこうなんだと。審査員の選ばれ方はこうだったんだという事を独自に調べて報道していくのが本当はメディアの一番大事な役割だと思うけれど、いまそれがなされていない。私も少し前までは検察がこんなに酷いことをやっているとはつゆほども思っていなかった。検察のやっているのは真実の追求と正義の実現だと信じて、そういう記事をいっぱい書いてきたのであまり偉そうなことを言える立場ではないけども、そうしたことをずっとこの間思ってきた。
検察審査会というのは何なんだという事を普通に解説してくれれば、議決当日の社説のような『民意の重さ』とか『市民感覚の大切さ』とか書くのではなくて、『検察は間違っていた』という事を書かなきゃいけない。検察審査会というのは本来そういうものなのだから。小沢に阿って不起訴にした検察の判断を検察審査会が市民感覚でひっくり返したというような検察批判の論調で一社でも書くのならまだいいが、一社もなかった。結局、軸足をどっちに置いてるのかと、同じグループ会社にいながらイライラして見ていた。
西松事件も陸山会事件の時も新聞は同じ論調で書いていた。それは、入口は形式犯だが裏では贈収賄のような実質的は事件があり、だから特捜部は捜査に着手した、ということを判で押したように書いていた。ところが、西松事件も陸山会事件もそうなっていない。捜査が始まった頃の事を忘れても全然平気な新聞。なんでそうなったかという事については謀略的な事など諸説あるかもしれないが、中にいて思う事は楽な方に流れているだけじゃないかと。権力監視の視点で真実を追及することはしんどい。なので、検察からもらった情報にクレジットをいれて書く方が楽。昔はもっとひどかったかもしれないが。その倣いに従っているのかなと思ったりもする。
陸山会事件でも細かいことで(新聞などのおかしな論調を)指摘すれば、『貯金があるのに借金があるのはおかしい』と。そして、ある銀行員が『このような取引は極めて珍しい』と書いてあった。貯金があったって借金するでしょ。僕だって貯金あっても借金することだってある。そんな当たり前のことをさも重大な事件のように書く。
例えばこんなこともある。三井環さんが逮捕された時、三井さんが『買ったマンションを他人に賃貸していた』
という大きな見出し。何が悪いのか?そういうところが一つ一つ狂って来てるのかなという気がする。なぜこうなったのかは歴史的に理由があると思う。1955年以降、自民党という一党独裁を続けてきた中で、権力を持った野党というような形で特捜部があったのではないかと。メディアも当然、その特捜部に寄りそう形でたくさん報道してきたという歴史がある。マスコミの劣化については最近著しいと言われているが、当時の報道を見るとそれはそれでかなり乱暴な事が起きていて、その当時は事実関係の精査というよりは、けしからんというようなロジックで記事が書かれて、特に週刊誌はそういう風潮があった。陸山会においては、冷静で事実に忠実であるべき新聞のほうが週刊誌よりも暴走している印象を受けた。結論的に言うと、だからメディアはダメなんだと言いたくなってしまうが、メディアというのはそういうところがあるんだと、受け取る側の我々も認識しながら付き合っていくのが大事なのかなと思っている。例えば、特捜が考えていることを新聞を通じて自分たちが認識するというようなツールだと思えば、役に立つメディアになる。もう一つ、20年弱まえにゼネコン汚職の件で検察はおかしいのではないかと書き始めた頃は社外はおろか社内にも一人も味方はいなかった。三井環さんの逮捕の頃はいくつかの週刊誌がおかしいということを書いていた。ところがここ20年ぐらいの間にインターネットメディアが出てきたりして、西松事件、陸山会事件の頃になると、それに比べるとだいぶましになり時代が変わりつつあると考えている」

岩上安身氏
「一応、私もメディアの関係者なので一言付け加えさせて頂くと、新聞との付き合い方というのも、読み方としては(山口氏の意見の方法が)あるけれども、付き合わないという手もあるんじゃないかと。(新聞が自分達がおかしいという事を)分からないんだったら見放すしかないんじゃないかと。購読を止めるというのも一つの道かもしれないと思う。ネットでいくらでも読めるので十分ではないかな。本当にお灸を据えないと。本当にあなた方に愛想が尽きてるんですよ、と言わないと分からない。まだ大手メディアの中で組織の歯車になっている人には危機感が伝わっていない。時折はいる。つい先日、大きなテレビ局の中継の方に、震災以降3割減ったと。視聴者数なのか、支持者なのか、スポンサーなのか何かよく分からないけれども、とにかくテレビの支持率みたいなものが3割減だと業界内で把握しているんだという話を聞いた。総合的な評価かも知れないが。このまま報道を続けていっても無駄だと思うのでこれから先は娯楽に特化していきたいというようなことをその方がおっしゃっていた。殆どギャグみたいな話。それならそれで結構だなと思ったけど、そういうメディアの信頼性が落ちているということで、人々が離れていっているとは実感しているが、でもその人が言うには、なぜそうなったかが分からないんだそう。本当に分からないんだと。現実には西松事件、陸山会事件、震災、放射能、原発、こうした報道の歪みがある」

(第一部終了)
~~~~(続く)~~~~

クリック頂けると大変うれしいですにほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へTwitterボタン&いつもありがとうございますにほんブログ村 政治・社会問題
2011.12.20よりツイッターまとめ部分は別のブログに移行しましたsekilalazowie twitter
関連記事

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

trackbackURL:http://threechords.blog134.fc2.com/tb.php/1358-051cbc47
該当の記事は見つかりませんでした。
光熱費
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。