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【参議院予算委員会】H24/07/10 参院予算委員会・森ゆうこ議員




文字にして起こしました。短い時間なのに、鋭い舌鋒と隙のない戦略的な論だてからの指摘。逃がしませんよ、という意欲がひしひしと感じられる。国民の生活が第一。国民主権、真の民主主義を取り戻すために。


    


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120710 参議院予算委員会 森ゆうこ議員質問

20120711092629.jpg 森ゆうこ議員「明日、新党を立ち上げます国民の生活が第一の森ゆうこでございます。まず、総理にお聞きいたします。2009年政権交代で民主党が掲げたマニフェスト、その根幹はなんでしょうか?」

20120711092029.jpg 野田総理「あの、理念としては国民の生活が第一であります。その根幹はそれぞれの色々解釈があるかもしれませんけれども、少なくとも申し上げていいことは、社会保障の分野については我々は力を入れてきたし、その部分についてはマニフェスト、事実、実現できたものも多いと思います。それから、地域主権の確立というのも大きな柱でございますが、地方交付税、連続して増額するなど、あるいは一括交付金を創設するなど、この分野におけるマニフェストの実現も多かったと思っております」

森「根幹についてその程度の認識だったというのはたいへん残念です。我々が国民の皆様に約束したのは、この国の仕組みを根本から変える。今までの自民党政権ではない、新しい民主党政権でありとあらゆる仕組みを根本から変えて、税金の無駄遣いを徹底的になくし、そして国民の生活が第一の政治を実現をする。それこそ命懸けでやらなければ、既得権益、それを排除することはできない。そういうお約束だったというふうに思います。
皆さん、資料をお配りしました。総理、ここに書いてあるのは、総理がその政権交代選挙の時に街頭でたびたびこのような演説をされていた有名なシロアリ演説です。どうぞ、これを読み上げてください」

野田「これ全部読みあげるのも時間がかかると思いますので。しっかりとシロアリを退治をして、そして無駄遣いをなくしていくということをお話をさせていただいております」

森「輪言、汗の如しと言います。この国の民主主義、憲法前文を持ち出すまでもなく、選挙によって我々が国民の代表として選ばれる。その時に国民の皆様とお約束をしたその根幹の部分は、守らなければなりません。公党との約束も大切でしょう。しかしその前に、国民との約束が大切なのではないですか?いかがですか?」

野田「国民の皆様にお約束をしたことは誠実に守っていくということは基本的に大事なことだと思いますし、我々の任期中、マニフェストでお約束をしたことは全力で実現できるように努力をしていきたいと思います。この無駄遣いの削減についても、これは例えば、今は新しい児童手当という形になりましたが、子供手当の問題でもあるいは高校授業の無償化でも、マニフェストの主要事項についてはしっかり財源確保をしながらやってまいりました。それは、鳩山政権の頃からそれぞれの政務三役が全力を挙げてやってきたことだというふうに思いますし、これからもその取り組みは強化をしていきたいと思います。ワンショットとかでも平成22年度は税外収入で過去最大の10.6兆円を獲得したりしました。そういう努力はみんなでやってまいりました。これからも行政改革、特別会計改革や独立行政法人改革とのメニューがあります。そういうものをしっかりやり抜いていきたいと思います」

森「代表選挙の時にも消費税のことは一度もおっしゃっておりません。書いてあることは命懸けで実行する。書いてないことはやらないんです。それがルールです。そうおっしゃいました。代表選挙の時にも何も言わなかったのになぜ無理やりやろうとするんですか?」

野田「代表選挙の時に何も言わないということはございません。各紙の世論調査、テレビ討論等の、あるいはメディア主催の討論会等では明確にお話をさせていただいております。代表選挙の投票直前の選挙の部分の挨拶では申し上げておりませんが、トータルではあの頃の争点化で、誰がどういうことを言ったという括りでは、明確に表れていると思いますし、その前の文芸春秋の我が政権構想にも書いてございますので、ご指摘は当たらないと思います。マニフェストに書いてある事はしっかりやり遂げなければいけません。その姿勢はこれからも堅持をしていきたいと思います。ねじれ国会の中で、野党の皆様にもご協力を頂きながら、賛同していくという中で、実現をしていきたいというふうに思いますし、マニフェストに書いてないことでも、国民のためにやらなければならないことが出てくることもあります。そのこともしっかりご説明をして、ご理解を頂きたいというふうに思います」

森「この問題については今後、社保の特別委員会でさらに議論して参ります。野田政権発足以来、諸外国及び国際機関に対して約束した資金提供の総額は幾らですか?外務省」

20120711091829.jpg 外務省越川和彦国際協力局長「野田政権発足以降、我が国が表明いたしました公的資金を含む支援といたしましては、外務省所掌のものといたしましてはアフガニスタン、太平洋島嶼国、ミャンマー含むメコン地域諸国、インド、ASEANといいます途上国地域を対象としたもの、あるいは世界防災閣僚会議、あるいはリオ+20と言いまして、国際会議における防災、気候変動分野における支援といったものがございます。これらの国際公約は相互に重なる部分がございます。かつ、公的資金のみならず民間資金も含まれており、公的資金の拠出額が現時点では未定のものもございます。公的資金による総額を算出することはきわめて難しゅうございますが、このような前提のもとで、当初、首相のODAに限定しまして合計額を算出しますと大まかな数字でございますが約234億ドル。1兆9千億程度となります」

森「資料には私のほうでまとめさせていただいたものをお付けしております。外務省、そこには何と書いてありますか?合計額」

越川「配布いただきました資料では合計14兆3千333億円と記載してございます」

森「桁が違うと思いますけれども、なぜきちんとした数字を国民の前に示さないのですか?」

20120711092104.jpg 玄葉外務大臣「今のお話はODAに限定して申し上げた。また14兆という数字は、これはいわゆる融資枠の設定で実際に財政負担が生じるというものではございません。なおODAも1.9兆とさきほどお話がありましたが、おそらく約1.5兆弱くらいは円借ですから、中長期的には戻ってくるということになります」

森「私はペーパーで質問を通告しております。野田政権発足以来、諸外国および国際機関に対して約束した資金提供の総額いかん。その通りなんですけれども。きちんと答弁してください」

越川「この表にありますものでIMFに対する増資です。このへんは外務省の所掌ではございませんので、私のほうからは控えさせていただきます」

森「そういうやり取りはもう既にやりました。じゃあどこが答えるんですか?」

20120711092151.jpg 安住財務大臣「IMFについては融資枠でございますので、これは拠出という言い方もありますけども、あくまで出資の出来る枠というふうな位置づけでございます」

森「いやだから、国際機関に対して約束した資金提供の総額と言ってるんですよ。勝手に自分たちで理屈をつけないでください。じゃあ、総理お答えください。総額、いくらですか?外務省は外務省、財務省は財務省と言って総額をお答えいただけないので、ご自分がお約束をした、野田内閣として資金提供をお約束をした総額は幾らですか?私の資料を見ていただければ答えられると思いますよ」

野田「これも委員の資料で、全部いわゆる資金協力の枠、融資枠も含めて全部合わせるならば、ここに書いてある数字の14兆3千333億円ということなんだと思います」

森「最初からそうお答えいただければいいんですよ。いかにも今すぐ財政破綻するかのようなデマを財務省がトバしていますけれども、こうやって資金提供、ファイナンスする力は日本にはあるわけです。この点については次の委員会で更に詰めたいと思います。

そして大飯原発再稼働についてお聞きを致します。重大事故が起きた場合に現場での事故対応はどこで行ないますか?」

20120711092324.jpg 枝野「万が一の事故に至らないよう判断基準に照らして確認をしているところでありますが、万が一シビアアクシデントが発生した場合は換気空調系を有し、通信機器も配備された発電所内の緊急時指揮所において、緊急時対応を行なうとしております」

森「そこで本当に可能なんですか?」

枝野「この緊急時指揮所の周辺には同じように換気空調系を有し、つまり外から放射性物質が入って来ない、そしてこの建物自体は免震構造でございます。こうした部屋が緊急時指揮所の周辺にもございまして、必要な人員がそこでしっかりと対応できるということについては確認しております」

森「柏崎刈羽の中越沖地震の教訓を経て、福島第一原発には免震重要棟が設置された。そしてそれがなければ事故の対応はほとんどできなかった。もっと悲惨なことになっていたわけです。免震重要棟がありません。今のご答弁も曖昧です。私はさきほども質問ありましたので、繰り返しませんけれども、大飯原発再稼働、再考するべきだと考えますが、総理のご答弁を求めます」

野田「大飯原発3、4号機については安全性と必要性、それらを総合判断をして判断基準に照らして、適合するということになりまして、稼働をさせることとなりました。そのことについては立地自治体のご理解も頂いているところでございますので、再考するという気持ちはございません」

森「避難計画もないということが午前中の質問でも分かっております。住民の安全を全然考えていない、福島の教訓が活かされていない、そして毎週繰り返されております官邸前のデモ、これに全く耳を傾けて居ないのではないかと思います。私は直ちにやめるべきであるというふうに思いますが、野田政権というのは国民の基本的人権を守るということについて非常に無頓着なのではないかというふうに思います。
検察審査会の問題についてお聞きをいたします。法務省、検察審査会法第41条の6第2項にはなんと書いてありますか?」

20120711092350.jpg 法務省稲田伸夫刑事局長「ご指摘の検察審査会法第41条の6第2項には『検察審査会は起訴議決をするときはあらかじめ、検察官に対し、検察審査会議に出席して、意見を述べる機会を与えなければならない』と定められております」

森「それはどういう意味ですか?」

稲田「当該条項の趣旨でございますが、起訴議決がそれに基づいて公訴提起がなされるという重大な法的効果を持つものであり、被疑者の立場に与える影響が非常に大きいことから、慎重かつ適正な判断を担保するために、その前提として各検察審査員において、審査の対象である不起訴処分の理由を充分に把握した上で判断することを確保するものであると承知しております」

森「事前に説明していなければ、起訴議決は無効ということですか?」

稲田「お尋ねは、検察審査会議に検察官の出頭を求めなければ、その当該起訴議決が無効になるかというご趣旨だろうと思いますが、明らかに当該条項に反することになるということまでは間違いないと思いますが、その場合に、当該起訴議決が無効になるか否かにつきましては最終的には裁判所において判断されるべき事柄でございますので、私どもとしてはお答えを差し控えさせていただきたいと思います」

森「その答弁自体、おかしいというふうに思いますが、法務省が私に対して担当検察官が出席していて、というその記録がないと言っていましたけれども、ここに情報開示請求されたものがございます。この出張記録とはなんですか?」

稲田「本日、配布された資料は東京地方検察庁が作っている出張管理簿の写しだろうというふうに思います」

森「徒歩の出張記録はないというふうにペーパーで回答していましたけれども、あるじゃないですか。なぜウソをつくんですか?」

稲田「その際にも、ご説明を申し上げておりますように、東京地検に所属する職員が東京地裁内の検察審査会に業務で出向いた場合、というのは、両庁舎間の距離が近距離であり、旅費の支給対象にもならない場合であり、出張扱いとはしておらず、出張したことの記録を作成しない取扱いになっているというふうに回答したものと承知しております」

森「出張記録の下の注意書きを読んでください」

稲田「注の1だろうと思いますが、『本書は交通費を要しない在勤地内、旅費請求によらない在勤地内、および路程100キロ未満の出張について、出張日ごとに作成の上、速やかに総務課に提出する』と記載されております」

森「敷地内でも書くことになっているじゃないですか?なぜウソをついたんですか?」

稲田「これは、東京地検が定めているものでございまして、私どもの理解といたしましては、さきほども申しあげましたように、近接するような場所で旅費の支給対象とならない場合については出張扱いとしていないということから出張管理簿にも記載をしていないという取扱いをしているというふうに承知しております」

森「東京地方裁判所、徒歩。記録があるじゃないですか。なぜここまで資料を出しているのに、いまだにウソをつくんですか?おかしいじゃないですか」

稲田「繰り返しで恐縮でございますけれども、東京地検と東京地裁は極めて隣接しているということはご承知の通りだと思いますし、現実に毎日、平日には相当多数の検察官らが公判立会などのために東京地裁に赴いておりますが、これらにつきましても通常、出張扱いとはせず、出張管理簿にも記載していないというふうに考えております。ちなみにいまお示しのものは東京地裁にも行っておりますけれども、併せて葛飾区小菅にあります東京拘置所に関与して出向いているということもあり、そのような記載になっているのではないかと思っておりますが、個別の案件については承知をいたしてはおりません」

森「まったく理解できません。ここまで証拠を示しているのに、いまだにウソをつく。検察審査会法起訴議決、これは第41条の6第2項には、起訴議決の前に、起訴議決の前に担当検察官が出頭して説明しなければなりません。ですから、起訴議決は無効であると申し上げ、そしてこの件に関しての集中審議を委員長に求めて私の質問を終わります」

委員長「後刻、理事会で協議いたします」

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