Sekilala&Zowie

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【リオ+20】日本のマスメディアでは報道されないムヒカ大統領のリオ会議スピーチ~「我々の前に立つ巨大な危機問題は環境危機ではありません、政治的な危機問題」「グローバリゼーションが私たちをコントロールしている」「ハイパー消費が世界を壊している」


翻訳された打村明さんの<リオ会議でもっとも衝撃的なスピーチ:ムヒカ大統領のスピーチ (日本語版)>のブログ記事には多くのコメントが寄せられている。当方が知ったのはアップリンクの<Web DICE>のサイトのムヒカ大統領のリオ会議スピーチ全文を読んで、「グローバリゼーションが私たちをコントロールしている」「我々の前に立つ巨大な危機問題は環境危機ではありません、政治的な危機問題」「ハイパー消費が世界を壊している」という言葉などに共感し、<転載自由>であることを知り、また元記事である打村氏のブログを訪問し、拝読した経緯から。


    


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Mr. President Mujica

打村氏のブログ記事の書き出しは

なんということでしょう。リオ会議(Rio+20)は環境の未来を全世界で決めて行く会議で、日本メディアも新聞やテレビで大きく取り上げてきたのに、もっとも衝撃的で環境危機の本当の問題を唯一示し、考えさせられるウルグアイ大統領の本音スピーチを誰も日本語に訳していません!

で始まる。
そして、追記(7月24日)の2には

ムヒカ大統領のすごさというのは、言葉だけでなく行動にも表しているからだと思います。「世界一貧乏な大統領」と言われているのは資産が少ないからではなく、個人資産を87%寄付して家とトラクターだけで暮らしているからです。ここでもっと知れます

とある。

(以下、翻訳文転載開始)
ムヒカ大統領のリオ会議スピーチ: (訳:打村明)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

会場にお越しの政府や代表のみなさま、ありがとうございます。

ここに招待いただいたブラジルとディルマ・ルセフ大統領に感謝いたします。私の前に、ここに立って演説した快きプレゼンテーターのみなさまにも感謝いたします。国を代表する者同士、人類が必要であろう国同士の決議を議決しなければならない素直な志をここで表現しているのだと思います。

しかし、頭の中にある厳しい疑問を声に出させてください。午後からずっと話されていたことは持続可能な発展と世界の貧困をなくすことでした。私たちの本音は何なのでしょうか?現在の裕福な国々の発展と消費モデルを真似することでしょうか?

質問をさせてください:ドイツ人が一世帯で持つ車と同じ数の車をインド人が持てばこの惑星はどうなるのでしょうか。

息するための酸素がどれくらい残るのでしょうか。同じ質問を別の言い方ですると、西洋の富裕社会が持つ同じ傲慢な消費を世界の70億~80億人の人ができるほどの原料がこの地球にあるのでしょうか?可能ですか?それとも別の議論をしなければならないのでしょうか?

なぜ私たちはこのような社会を作ってしまったのですか?

マーケットエコノミーの子供、資本主義の子供たち、即ち私たちが間違いなくこの無限の消費と発展を求める社会を作って来たのです。マーケット経済がマーケット社会を造り、このグローバリゼーションが世界のあちこちまで原料を探し求める社会にしたのではないでしょうか。

私たちがグローバリゼーションをコントロールしていますか?あるいはグローバリゼーションが私たちをコントロールしているのではないでしょうか?

このような残酷な競争で成り立つ消費主義社会で「みんなの世界を良くしていこう」というような共存共栄な議論はできるのでしょうか?どこまでが仲間でどこからがライバルなのですか?

このようなことを言うのはこのイベントの重要性を批判するためのものではありません。その逆です。我々の前に立つ巨大な危機問題は環境危機ではありません、政治的な危機問題なのです。

現代に至っては、人類が作ったこの大きな勢力をコントロールしきれていません。逆に、人類がこの消費社会にコントロールされているのです。私たちは発展するために生まれてきているわけではありません。幸せになるためにこの地球にやってきたのです。人生は短いし、すぐ目の前を過ぎてしまいます。命よりも高価なものは存在しません。

ハイパー消費が世界を壊しているのにも関わらず、高価な商品やライフスタイルのために人生を放り出しているのです。消費が社会のモーターの世界では私たちは消費をひたすら早く多くしなくてはなりません。消費が止まれば経済が麻痺し、経済が麻痺すれば不況のお化けがみんなの前に現れるのです。

このハイパー消費を続けるためには商品の寿命を縮め、できるだけ多く売らなければなりません。ということは、10万時間持つ電球を作れるのに、1000時間しか持たない電球しか売ってはいけない社会にいるのです!そんな長く持つ電球はマーケットに良くないので作ってはいけないのです。人がもっと働くため、もっと売るために「使い捨ての社会」を続けなければならないのです。悪循環の中にいるのにお気づきでしょうか。これはまぎれも無く政治問題ですし、この問題を別の解決の道に私たち首脳は世界を導かなければなりません。

石器時代に戻れとは言っていません。マーケットをまたコントロールしなければならないと言っているのです。私の謙虚な考え方では、これは政治問題です。

昔の賢明な方々、エピクロス、セネカやアイマラ民族までこんなことを言っています

「貧乏なひととは、少ししかものを持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ」

これはこの議論にとって文化的なキーポイントだと思います。

国の代表者としてリオ会議の決議や会合をそういう気持ちで参加しています。私のスピーチの中には耳が痛くなるような言葉がけっこうあると思いますが、みなさんには水源危機と環境危機が問題源でないことを分かってほしいのです。

根本的な問題は私たちが実行した社会モデルなのです。そして、改めて見直さなければならないのは私たちの生活スタイルだということ。

私は環境資源に恵まれている小さな国の代表です。私の国には300万人ほどの国民しかいません。でも、1300万頭の世界でもっとも美味しい牛が私の国にはあります。ヤギも800万から1000万頭ほどいます。私の国は食べ物の輸出国です。こんな小さい国なのに領土の90%が資源豊富なのです。

私の同志である労働者たちは、8時間労働を成立させるために戦いました。そして今では、6時間労働を獲得した人もいます。しかしながら、6時間労働になった人たちは別の仕事もしており、結局は以前よりも長時間働いています。なぜか?バイク、車、などのリポ払いやローンを支払わないといけないのです。毎月2倍働き、ローンを払って行ったら、いつの間にか私のような老人になっているのです。私と同じく、幸福な人生が目の前を一瞬で過ぎてしまいます。

そして自分にこんな質問を投げかけます:これが人類の運命なのか?私の言っていることはとてもシンプルなものですよ:発展は幸福を阻害するものであってはいけないのです。発展は人類に幸福をもたらすものでなくてはなりません。愛情や人間関係、子どもを育てること、友達を持つこと、そして必要最低限のものを持つこと。これらをもたらすべきなのです。

幸福が私たちのもっとも大切なものだからです。環境のために戦うのであれば、人類の幸福こそが環境の一番大切な要素であるということを覚えておかなくてはなりません。

ありがとうございました。

(以上、転載終わり)

*間違いなく米国の属国である日本の、今の野田政権は、新自由主義にひた走り規制緩和の美名のもとに対米従属を極め、その間、ますます格差拡大し、日本の雇用や経済をまさに「ぶっ壊した」小泉純一郎よりももっと属米的であると言われている。
そして、戦後CIAの資金援助を得てできた自民党の55年体制の継続を望む日本の最大の巨悪の根源である官僚独裁政治の象徴が如実に浮き彫りとなった三党談合・大政翼賛政治に突き進む非常に危機的な状態にある現在を、これまたマスメディアがロンドン・オリンピックを劇場化し、国民の政治への関心を逸らすスピンコントロールに汗をかいているなか、悪法が通過している。
外務省のHPに掲載している<国連持続可能な開発会議(リオ+20)>なんかが上記ムヒカ大統領のスピーチなど触れるはずもなく(詳細にチェックはしてないけど)、恐らく玄葉自身、対米追随路線であれば何でもOKで、特段理解せずとも「新成長戦略」「グリーンイノベーション」なる言葉だけ踊り、ただひたすらクリントンのケツを追いかけ、いつものお財布係の役目に徹し媚とゴマ磨りに腐心している。産経では

野田佳彦首相は「荒廃した国土の復興には国際社会からの支援が欠かせない」と指摘し、日本が支援を続ける考えを表明。玄葉光一郎外相は今年から約5年間でアフガニスタンにインフラ整備や農業分野を中心に最大約30億ドル(約2400億円)、パキスタンなど周辺国に約10億ドルを支援すると説明した

と書き、クリントンと玄葉とカルザイが横並びに写っている写真を掲載したが、ガーディアン紙ではカルザイが握手しているのは玄葉を通り越してクリントンだったのは意味するところ象徴している。

もう一言言うとすれば、かつてTPPの脅威について本まで出版し、ブログで時折興味深い情報を発信していた外務政務官の浜田和幸・乗っ取り国民新党議員の最近のブログはくだらないただの旅行記と化しているほどのバカらしさである。
戦後から今に至る日本の対米従属は孫崎享先生の「戦後史の正体」を読めばその核心に触れるのでお勧めする。先日の岩上さんのインタビューにおいても坂本龍一氏も読了し、賞賛されていた。

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