Sekilala&Zowie

No one is free, even the birds are chained to the sky.


【外交公電】ウィキリークス:中南米での影響 Democracy Now!より~「米国は長年に渡り、中南米諸国に対し帝国主義の悪質な干渉をしてきた」


ウィキリークス:中南米での影響 Democracy Now!
放送日: 2012/8/3(金)http://democracynow.jp/video/20120803-2


    


ブログランキング参加中⇒にほんブログ村 政治ブログへ にほんブログ村 政治ブログへ
<以下、転載>
スウェーデンへの身柄引き渡しに抵抗して英国の裁判所で闘ってきたジュリアン・アサンジですが、ついに司法の道は万策つきてエクアドル大使館に逃げ込んで亡命を申請しました。まっ先に浮かぶ疑問は「なぜエクアドル?」 人権保護の発達した欧米ではなく、政情の不安定な中南米の国を選んだのはなぜでしょう。その答えは、中南米諸国と米国との長年にわたる外交関係にあります。
この少し前、アサンジがホストを務めるロシアトゥデイの対談番組に、エクアドルのラファエル・コレア大統領が登場しました。ここでコリア大統領が紹介したジョークが、すべてを物語っています―「世界の中でクーデターが絶対に起きない国は米国だけだ。米国大使館がないからね」。米国大使館は駐在国の警察や軍隊やマスコミに多額の資金を流して意のままに操り、自国に都合のよい政策をとらせるために隠然とした力をふるいます。もっとダーティーな仕事はCIAが引き受けて米国に反抗する政権を倒し、中南米の政情不安定の原因を作ってきました。2000年以降だけでも、いくつもあります。
2002年4月にはベネズエラの軍事クーデター ウゴ・チャベス大統領が2日間監禁。
2009年6月ホンジュラスの軍事クーデター マヌエル・セラヤ大統領の国外追放。
2010年9月エクアドルの警察の反乱 ラファエル・コレア大統領の身柄を拘束。
2012年6月パラグアイの弾劾裁判でフェルナンド・ルゴ大統領罷免。
こうした関係を具体的に明るみに出したのがウィキリークスによって開示された一連の米国国務省外電です。中南米諸国ではリーク外電を元に数多くの衝撃的な報道がなされました。ウィキリークスが中南米に与えた影響を見てみましょう。
(中野真紀子)

ゲスト
*ピーター・コーンブルー(Peter Kornbluh,)ネイション誌の特集号「ウィキリークスとラテンアメリカ」を編集。ジョージ・ワシントン大学内に設置されたNGO国家安全保障アーカイブのラテンアメリカ担当上級研究者
<以上、転載終わり>
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
<以下、書き写し>
エイミー・グッドマン「ジュリアン・アサンジ氏の母親がエクアドルを訪問しました。アサンジ氏は6週間前から英国のエクアドル大使館に身を寄せ、スウェーデンへの引渡しに抵抗しています。コレア大統領と面会したアサンジ氏の母親クリスティーナは、エクアドルに住めば息子は幸せだと伝えました」

アサンジ氏の母「主権の問題ですから決定を尊重します。ジュリアンにも人権にも自国にも配慮して決断なさるでしょう。息子も私のように自然や素朴な生活が好きです。きっとここが気に入ります」

エイミー「エクアドル外相はロンドン五輪後に決定を発表すると約束しました。エクアドルはロンドンの大使館にスウェーデンの検事が来て、アサンジを尋問しては、と提案しましたが、スウェーデン側は断ったと、コレア大統領との会合の後、外相が述べました。
アサンジ氏の政治亡命を認める素振りはありませんが、コレア大統領は最近、アサンジ氏のテレビ番組(出演:ロシア・トゥデイ)でウィキリークスを絶賛しました。

アサンジ氏「コレア大統領は、我々がすべての公電を公開するのを望んだのですね?」

コレア大統領「やましい借りがなければ隠すことなどありません。ウィキリークスは私たちには好都合です。米国大使館が非難しているのはエクアドルの主権を守ろうとする『過剰な民族主義』だそうですから」

エイミー「アサンジ氏が亡命を望んでいる中南米(メキシコやチリなど)では、彼が公表した米国の機密外交電が数々の重大報道に繋がりました。中南米関連の外交電が公開されてから一年、その影響についてネイション誌が特集しました。
国により結果は様々です。2つの国で米国大使が追放され、別の国では大統領選挙の行方を変えました。ネイション誌の特集号を編集したピーター・コーンブラ氏に聞きます。NPO国家安全保障アーカイブの中南米専門家です。
ピーターさん、中南米でのウィキリークスの重要性をお話ください」

ピーター・コーンブラ氏「ウィキリークスが暴露した米国務省の外交公電は、中南米のものを集めて総合的に分析すると米国の大局的な地域政策が見えてきます。例えば、ベネズエラとコロンビアとエクアドルがFARC反乱軍をめぐり、どう相互に対応したか。中南米での米国の商業利権と干渉の歴史が浮かび上がる。中南米を全体として捉えると格好の事例研究ができる。
様々な現地メディアによる拡散で、外交電リークが与えた影響など、そこでネイション誌は「中南米とウィキリークス」を一号まるごと使って特集しました」

エイミー「アサンジ氏は亡命申請する前にロシア・トゥデイの番組にエクアドルのコレア大統領を招き、中南米への米国の干渉について聞きました」

アサンジ「エクアドルの人々は、自国や中南米への米国の干渉をどう考えていますか?」

コレア大統領「モラレス大統領が言ったように、クーデターが絶対に起きない国は米国だけです。米国大使館がありませんからね。警察が政府に離反した理由のひとつは、米国大使館が警察に流す資金を我々が断ったからです。政権についてから一年もかけてやめさせたのです。それまでは、警察組織の中核が米国大使館の資金で賄われ、指揮官の人選も給与の支給もみんな米国がやっていた。そこで我々は警官の給与を大幅に引き上げた」

エイミー「アサンジ氏の番組に出演したコレア大統領でした。
その後、アサンジ氏はロンドンのエクアドル大使館に逃げ込みました。スウェーデンから米国に引き渡されるのを恐れてです。米国では、ウィキリークス関係者を秘密の大陪審が捜査しており、逮捕される可能性が高いからです。コレア大統領の発言をどう思いますか?」

ピーター「ご存知のように米国は長年に渡り、中南米諸国に対し帝国主義の悪質な干渉をしてきました。ウィキリークスの外交公電が大きな注目を浴びたのは、中南米の米国大使館の内々の動きが詳細に分かるからです。
中南米の市民がつぶさに観察できるようになった。米国の外交官が任地の人々と会合を持ち、政府要人から市民運動家まで社会の様々な要素に働きかけ、どんな政策を進め、どんな影響を与えたか、現地政府の対応についてもたくさんの発見があった。中南米の人々に米国の活動を読み取る手段を与えたのです。ただし、見られるのは大使館の公電だけです。CIAや国防総省のではない。彼らが今も行なっている悪質な秘密工作は含まれません。
とはいえ、外交公電だけでも分かることは、中南米の軍事や政治や文化に米国がどのように影響をおよぼすのか」

エイミー「中南米を長年見てきたあなたが一番驚いたことは?外交公電で暴かれた最大の発見を教えて下さい」

ピーター「国によって程度が違います。メキシコでは、米国の影響力があらゆる方面に浸透している。経済でも麻薬取締でも汚職追放でも。外交電がさらけ出したのはどれほどひどく独立国メキシコの大統領が米国の意向に操られているか。米国が仕込んだ官僚機構がメキシコの政策に決定的な影響を及ぼしたのです。
ラホルナーダ紙の漏れの記者がネイション誌に書いたのはそれです。メキシコは自国の主権を米国に譲り渡している。外交公電を見る限りではね。これは大事な指摘です。
アルゼンチン・ブエノスアイレスの米国大使館から漏洩した外交公電によれば、米国務省が外交官に対し、キルチネル大統領の行動を探り、耳寄りな情報をCIAに流せと指令している。CIA。が自前でやるべき仕事です。でも、米国の外交官はキルチネル大統領が使っている抗不安薬の種類まで調べあげ、夫である前大統領とどのように統治を分担しているのか探った。夫が亡くなる前は、前職と現職の大統領夫妻でしたから、この種の事実が外交公電で暴露されたのです。
大変興味深い。スキャンダルになった国もならなかった国もあるが、全体としては、現代の世界で米国政府の持つ影響力が分かる。国によって差はありますけどね」

エイミー「メキシコ大統領選で当選したペニャニエト氏のPRI党は2000年までの70年間、メキシコの与党でした。まず、7月の選挙での勝利演説をご覧ください」

ペニャニエト氏「本日、私に与えられたメキシコ大統領の大任を誠意と責任をもって引き受けます。この3カ月は政治家が選挙で多くを語りましたが、今日は皆さんの番です。国民の声は明白でした。導かれた変革を選んだのです。国民の皆さん、ありがとう」

エイミー「ペニャニエト次期大統領について外交公電で分かったことは?」

ピーター「ここがリーク公電の真骨頂です。何年も前に書かれた公電に、次期メキシコ大統領になる政治家の資質についての記述があります。ネイション誌のメキシコ関連の記事に、次期大統領がメキシコ州の知事だった頃の外交公電の話が出てきます。
米国政府はこの人物に極めて厳しい評価を下し、カルロス・サリナスの二代目と呼んでいた。汚職で評判を落としたサリナス元大統領が後見人なのです。こんな人物が次期大統領に選ばれ、汚職の過去を隠してPRI党の新世代指導者を気取っているけれど、汚職にまみれた党の先輩たちと同じ穴の狢です。これから何年も付き合うことになる。外国の首脳に対する米国の率直な評価がわかったのは価値がありますよ。次期メキシコ大統領には圧力になります。米国の外交官が彼に下した評価がメキシコでも米国でも知れ渡った」

エイミー「去年、この番組でホンジュラスのセラヤ元大統領の帰国を伝えました。クーデターで追放され、2年ぶりの帰国でした。セラヤ内閣の文化相だったファスケレ氏の談話です。セラヤ氏とともにハイチから帰国した一人です。ベネズエラのチャベス大統領に関し、米国から圧力を受けたと語りました」

ファスケレ氏「米国の軍人や外交官がよく近づいてきて、私に探りを入れてきました。セラヤ政権の方針や将来に不安を感じはしないかと。チャベスとホンジュラスの提携を彼らは何度も話題にして、米国にとって大きな脅威であり、不愉快な関係だと繰り返した。私が反チャベスの立場を表明するとでも思ったのでしょうか?チャベス個人の流儀はさておき、国家指導者としては尊敬しています。地域協定や経済協定を通じてベネズエラが提供する援助はホンジュラスにとって不可欠だったと確信しています。でも、私に忠告した米国人たちは、私が思想的な立場から彼らに同調すると思い込んでいた

エイミー「セラヤ氏とともに帰国したファスケレ元文化相がテグシガルパで語りました。いかがですか?」

ピーター「こんな映像がでてくるなんて素晴らしい。重要なポイントです。公電で明るみに出たのは、ベネズエラをめぐる米国の中南米外交です。チャベスから他の国々の引き離しを図り、彼に関する情報も集めた。ネイション誌の特集号のブラジルの記事によれば、米国がブラジル高官に、チャベスの監視を依頼したことが公電で明らかになった
チャベスの行動を米国に報告させようとしたが、ブラジル側ははねつけました。
『君らと違い、我々は彼を敵だと思わない』
特集号のコロンビア関連の記事でも、ウィキリークスの外交公電によってコロンビアとベネズエラの国境紛争の裏側が明かされました。米国がコロンビアと相談したチャベス対策の詳細が暴露された。公電のリークによって中南米にばれてしまった。
コロンビアの雑誌『セマナ』はベネズエラとコロンビアに関する公電をウィキリークスから託され、米国のベネズエラ政策についてコロンビアから発信しています。米国はベネズエラにいろいろ仕掛けている。でも、リークがCIAや軍の文書だったらもっと生臭い米国の暗黒面が晒されたでしょう。
ベネズエラ関連の外交公電でも重要なことが分かります。
米国が推進する『民主化計画』は反体制勢力や民間団体に資金を与えています。一部は知られていたが、外交公電リークで多くが明らかになった

エイミー「コーンブラさんは、米国の中南米政策を長年研究してきました。特にチリのような国です。国家安全保障アーカイブの仕事をよくご存知でしょうが、秘密文書の入手は至難の業です。ところが、数十万点が一気に公開され、最終的には百万点を超えそうです。
アサンジ氏はロンドンのエクアドル大使館に身を寄せ、スウェーデンに引き渡されないよう政治保護を求めています。スウェーデンから米国に引き渡されるのを恐れるからです。
ウィキリークスの情報源とされるブラッドリー・マニング氏は拷問に近い状態で2年近く収監されました。軍法会議にかけられ終身刑になるかもしれません。リーク文書の重要性は?」

ピーター「重要性は規模の大きさと現在に直結する内容ですね。私のように『知る権利』を追求し、公文書開示を求める者が扱うのは10~30年も昔の歴史記録です」

エイミー「なぜ米国にとってそんなに危険なのですか?」

ピーター「米国にとって危険なのは、今話したような詳細のせいです。米国が中南米の高官といつ会合し、どう評価し、どんな作戦をとったか。なかには現職の人々もいます。メキシコの次期大統領のように。とはいえ、安全保障上の脅威は全くありません。それは証明済みなのに、ウィキリークスが公開し始めると、クリントン長官は国家安全保障への攻撃だと言ってアサンジを訴追しようとした。
本当は国務省が恥をかいただけのことだった。この文書が重要なのは、今日の米国と中南米諸国のやり取りがよく分かることです。中南米以外の国ともです。それゆえに米国はこの種のリークに神経質なのです。
でも、真実が語られ、多くの事実が明るみに出ました。中南米では『知る権利』運動に追い風となり、自国の文書も開示させる要求が増す。米国務省公電で明るみに出た会合をメキシコやコロンビアやブラジル側はどう記録したのか?
いまやウィキリークス公電は重要なデータベースです。調査の深化や情報の自由化、知る権利の推進に役立てれば、中南米でも他の地域でも民主主義が強化されます

エイミー「国家安全保障アーカイブのピーター・コーンブラさんは『ウィキリークスと中南米』というネイション誌の特集号の編者です。ネイション誌の特集号にもリンクしました。このあとは故ゴア・ビダル氏を偲びます」

(字幕翻訳 中野真紀子)
<以上、書き起こし>

反米化するラテンアメリカから見える日本のいま ニコ生×デモクラシー・ナウ!に八木啓代さんが出演し、中南米における米国との関係の歴史とメディアについて語られている。そして、そのことを中東や、まさしく今の日本に当てはめて考察することが肝要と思う。中南米に比較して、日本の現状は、戦後の歴史認識からすべての分野においてGHQの流れから今に至るまでほぼ操作されてきているので、中南米のように分かりやすくはなく、格差問題、貧困問題もレベルが違う(但し、自殺者数などを考えると深刻とも言える)ので、日常における自覚症状もなく、そのぶん、より深刻化していると思う。とはいえ、打開するヒントは八木さんが言及されたエクアドルのクーデター未遂事件の部分にあると思う。八木さんのブログ記事はこちら→エクアドル「クーデター未遂」の裏
そしてその国こそが今、アサンジ氏が亡命しようとしている国エクアドルであり、そのクーデター未遂の裏を知り、エクアドル大統領のコレア氏の言葉の意味するところを察すれば、日本の大手メディアにおける言論空間のほうがもっと深刻化しているということを実感する。
【クーデターが絶対に起きない国は米国だけです。米国大使館がありませんからね】
日本全国で日々起きているデモを一向に報じないNHKは、他方で中国の反日デモ、小さいものも大げさに報道したりしていることをなぞらえて見ればいい。


クリック頂けると大変うれしいですにほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へTwitterボタン&いつもありがとうございますにほんブログ村 政治・社会問題
2011.12.20よりツイッターまとめ部分は別のブログに移行しましたsekilalazowie twitter
大変そうなので勝手にご紹介⇒登録サイト20111227123951.jpg
関連記事

ブログランキング参加中⇒にほんブログ村 政治ブログへ にほんブログ村 政治ブログへ


Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

trackbackURL:http://threechords.blog134.fc2.com/tb.php/1744-aa0dc907
該当の記事は見つかりませんでした。
光熱費