Sekilala&Zowie

No one is free, even the birds are chained to the sky.


スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「支持率も下がるだろうが、国民は時間がたてば忘れるだろう」

1184H.jpg

「どうせ理解はされない」
「支持率も下がるだろうが、国民は時間がたてば忘れるだろう」


首相周辺がこう言ったそうだ。そして、7月15日、強行採決が行われ、委員会採決が行われ、本日16日、本会議採決にて、こちらも事実上の強行採決が行われ、衆議院を通過し、憲法違反の法案は、参議院に送られた。

このような一連の違憲法案を成立させるための安倍晋三たちの暴挙を「クーデター」と呼ぶ声も多く見受けられるようになった。ただ、野党が必死に止めるための万策を講じたか?といえば、ノーと言わざるを得ないことは、再三にわたって、当ブログでも指摘してきたし、他の方も何度も指摘されてきたところである。

また、維新の党の動きに関しても、疑惑が払しょくされたわけでもなく、ますます彼らの動きを用心深く見ていく必要がある。維新の案は、結局は、否決され、維新自身も採決を退席した形となった。次世代の党以外の野党はみな採決に応じなかったが、自民党は強引に採決を行なった。

一部には、民主党などの議員に対し、テレビ中継用に事前に用意されたと思しきプラカードを用意し、強引に進める議長に向けて抗議するのではなく、カメラに向けていたのを見て「茶番劇」という人も出てきた。

ただ、どのタイミングで用意していたプラカードを議内に持ち込み、掲げたかということは定かではないが、欧州の議会でも、採決の際に、プラカードを掲げて抗議する議員の姿は写真などで見ることはできるので、そのこと自体は、別におかしなこととは思わない。

問題は、本当に阻止する気があるのかどうかということ。

そもそも、この法案は、この後控えているといわれている明文改憲の前哨戦という見方もあり、憲法違反の法案であることは間違いない。昨年7月1日の解釈改憲閣議決定そのものが違憲なのだから、提出された法案そのものは無効であるはず。

その流れがあったにも関わらず、維新の党が独自案を出し、それに合憲のお墨付きを与えた形で、憲法学者の小林節教授や伊藤真弁護士などが維新案は合憲だとして、審議の遡上に乗せるアシストをした。

しかし、一方では、憲法学者の青井未帆氏や、彼女の主張に同意する長谷部康男教授、そして、水島朝穂教授は、維新案は憲法違反であるとした。




    


ブログランキング参加中⇒ブログランキング・にほんブログ村へ ブログランキング・にほんブログ村へ


元々、自民党の改憲草案はハードルが高すぎるために、改憲手続である96条を先に手を付けようという姑息な手段に出ようとしたものが、結局のところ、改憲しないまま、解釈を変えることで事実上の改憲を行なうという手口に打って出たわけなのだから、昨年の7月1日の違憲である憲法解釈閣議決定そのものが問われるべき一番のかなめになるはずだった。

まして、自民党推薦の長谷部教授が、自民党の法案は違憲であると述べたところから、あっという間に、マスメディアの論調も見て見ぬふりできず、世論の盛り上がりとともに、安倍政権の提出した安保法案は違憲として、批判するようになっていった。

そこで維新案が出てきた。

これらの経緯や、それから安倍晋三は、4月29日、米議会において、この安保関連法案を、今年の夏までに成立させるという約束を、日本国民より先にアメリカに述べたところからしても、その時点で、すでになんとしても阻止しなければならなかったはずである。

安倍首相:安保関連法案、夏までに必ず成立-米議会で初演説(ブルームバーグ)

しかし、先にも書いたように、民主党の岡田氏は、審議拒否はせずに、徹底的に議論すると言い、結局、この違憲法案を進めるアシストを行なった。さらには、維新は、中央公聴会に賛成し、議決までの道筋をつけてしまった。

何度も言うが、維新の案は、違憲に間違いない。本日、IWJのインタビューを受けた小林節教授の口から出た言葉からは、合憲である法的合理性はなかった。出てきた言葉は、「憲法を守って国が滅んじゃ意味がないんです」という。これは、自民党や田母神みたいな極右思想の人間たちが使ってきた言葉である。憲法学者である以上、言ってはならない言葉ではないのか?

そして、維新案が個別的自衛権だとする主張に、兵器の技術的進歩という。しかし、説明において、それが個別的自衛権であるという明確な説明にはなっていなかった。むしろ、それは集団的自衛権であり、日米安保条約の説明もなかった。そして、なにより7.1閣議決定について言及すると、「それは重箱の隅をつついたような話」とし、「細かい足の引っ張り合いをすべきでない」と、大阪組と東京組が玉虫色の合意をしたことはどうでもいい話として、政治は妥協の産物だという論を張った。

おかしな話だ。細かな話ではないし、重箱の隅でもないし、どうでもいいわけがない。大阪組は自民党と言ってることは変わらない。そこと一緒に手を結んで、安倍政権を倒すという論理にどう整合性があるのだろうか?目的は、安倍政権を倒すことなんだから、維新が割れるようなことを言うな、という暗黙の圧をかける。正直、国民にとっては、維新がどうなろうとどうでもいい話で、第二自民党のための維新擁護なら、これらの一連の仕掛けに加担していると批判されても仕方がない。

軍事的な説明も、当方から言わせれば、支離滅裂そのものだった。北朝鮮がミサイルを撃つ前、燃料を充てんしている時点で、どこを狙っているかなんてわかるはずがない。それを米艦を狙っていると計算できるような口ぶりだったが、そんなことはできない。どこから何発撃ってくるかもわからないものを、計算し、着弾地点が米艦船だと、発射後に確定することなど、ほぼ無理である。発射前に攻撃するのであれば、それは先制攻撃に他ならない。

北朝鮮の「ノドン」「スカッド」ミサイルが飛行中に空中回転(tumbling)し、不規則な軌跡を描きながら飛行するため、THAADで迎撃するのは難しい

2015年7月14日中央日報

SM-3を積載したイージス艦をいくら日本海に浮かべても、ノドンを迎撃することはできない

株式日記と経済展望
(巡航ミサイルの話はまたいずれ)
しかも、最初から日本を狙っているというなら、それは個別的自衛権で対応することは可能だし、米艦船も領海内であれば、日米安保の適用範囲内だし、日本海であろうが公海上である以上、集団的自衛権になることは、国際的に見ても疑いの余地はない。そのような、ありもしないことを、あたかもあるように説明するのは不誠実極まりない。

ほんとうに残念でならない。

ちなみに、首相周辺がこぼしたとされる「国民は時間がたてば忘れるだろう」という言葉に、多くの方が怒り心頭であるが、でも、それは過去を振り返れば、言われても仕方がないところもあるわけだ。

強行採決が行われた7月15日は、1960年の同日、安倍晋三のお爺さんにあたる岸信介内閣が総辞職した日であり、安倍晋三は、お爺ちゃんの弔い合戦に、国民をあざ笑うように当てつけたわけだ。国民に追い込まれたお爺ちゃんの敵討ちをするかのように国民を挑発するようなメッセージとも受け取れる。

そこで考えてみると、日米安保条約は、参議院の議決を経ずに、自然成立という形で成立し、今に至る。反対運動も下火になっていき、みな忘れたように、日々の生活に戻っていった。もちろん、「戦後史の正体」で暴かれたように、背後に財界の支援もあり、骨抜きにされていったという裏面史もある。

また、直近で言えば、そもそも安倍晋三の現在の政権は、大義なき「アベノミクス解散」による現内閣の第三次内閣である。アベノミクスや消費税増税問題が盛んに議論の遡上に上った。安倍晋三は、2017年には、景気動向いかんにかかわらず、必ず10%に再増税すると約束した。

今になって、安倍晋三らは、この違憲安保法案は、選挙で勝ったのだからと言わんばかりの暴論を吐いているが、当時のマスメディアがアベノミクス解散と大騒ぎをし、世論誘導を行なった。それだけでも、アベノミクス詐欺という詐欺にかけられたのだが、国民の怒りは、マスコミに向かう様子はなかった。今、ようやくNHKに対し、多くの人の怒りが向けられているが、この間ずっと馬鹿にされてきたのであり、これからも馬鹿にするよ、と言っているわけである。

それが「国民は時間がたてば忘れるだろう」に集約される。

忘れさせるようにNHKをはじめとするマスメディアがこれからもあらゆる手を使って仕向けると言っているに等しい。

もう忘れただろうから、安倍晋三の「アベノミクス解散」の時の記者会見の冒頭の言葉を転載する。

「本日、衆議院を解散いたしました。この解散は、「アベノミクス解散」であります。アベノミクスを前に進めるのか、それとも止めてしまうのか。それを問う選挙であります。」

そして、今、憲法違反の安保法案が衆議院を強行採決によって通過した。

これから、参議院にわたり、どうなるか。これも安保条約成立のような道をたどるのか。参議院で審議されず、結局、衆議院に戻され、成立するという政治的予定調和なのか。
関連記事

ブログランキング参加中⇒ブログランキング・にほんブログ村へ ブログランキング・にほんブログ村へ


Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

trackbackURL:http://threechords.blog134.fc2.com/tb.php/2091-35eb392a
該当の記事は見つかりませんでした。
光熱費
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。