Sekilala&Zowie

No one is free, even the birds are chained to the sky.


スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

安倍「誰かが火を放ってアメリカの母屋が…」戸締り論にみる安倍話法

1149H.jpg

2015年7月20日に放送されたフジテレビの「みんなのニュース」に安倍晋三総理が出演し、今回の安保法制について、自ら、「肝入り」の模型を用いて、一時間にわたり解説した。

この内容がすさまじく酷いもので、すぐにネット上で話題となり、一般の市民たちによって論破されてしまうような、ある意味で今後も語り継がれていく現役総理大臣として過去最大級の歴史に残る大汚点と言っても過言ではない。

憲法学者の9割以上に違憲であるといわれている今回の安保法案、限定的集団的自衛権行使容認で合憲と言い張る。実際には、限定であろうがなかろうが、「自国が攻撃されていないにも関わらず」攻撃するわけだから、違憲には変わりないという大多数の指摘があるにもかかわらず、廃案ではなく、合憲に近づけるための手段として、維新案を取り入れる懸念も現実化してきた。

この間、当ブログはずっとそのことを指摘してきたわけだが、むしろ、野党を分断するほうに加担しているという批判にさらされようとしていたので、検証もかねて、一つ一つ事実確認していく必要性を感じ、私見も含め、書き記してきた。ここまで来たら、少しは当方の推察にも耳を傾けていただけるのではないかと思っているがどうだろう。

前回のブログ記事の続編として今回も、安倍晋三生出演における詭弁の数々を検証してみたいと思うが、昨日初めて「安倍話法」なるものの存在を知ったので、鈴木耕氏のマガジン9の記事より、トピックだけ転載させていただこうと思う。当方は「安倍話法」の存在を知らずに書いていたが、下記、鈴木氏指摘の7項目がほぼすべてを物語っているので、その詳細内容については、ぜひリンク先にてお読みいただきたい。

1. きちんと説明できないことは、ペラペラと関係ないことまで持ち出して長々としゃべりまくり、相手のやる気を殺ぐ。
2. ほとんど意味不明の下品なヤジを飛ばすが、謝れば済むと思っている。
3. まったく根拠のないことでも、さも裏付けのある事実のように粉飾して相手を煙に巻く。
4. 「“絶対に”大丈夫」とか「“決して”起きない」などと、根拠のない強い表現を好むが、そこを突かれると逆切れする。
5. 意味不明の言葉を新語・造語をやたらと持ち出す。その言葉の定義があいまいだから、議論がうまく噛み合わない。むしろ、そこを狙っているのかもしれない。
6. 無知を恥じない。恥の上塗りをする。
7. 開き直る。



さて、先週、強引に採決して衆議院を通過した違憲安保法案を首相周辺が「国民は時間が経てば忘れる」と言い放ち、あれから一週間が経とうとしているが、現時点において、少なくとも当方の周辺で「忘れた」人など一人もいない。忘れるどころか、益々以て勢いづいている。

特に、メディアに対する怒りが高いのだが、中でもNHKに対する怒りは尋常じゃない。しかし、当のNHKは素知らぬ顔して、いまだにアベノメディアとしての電波洗脳機関の任務を遂行中。

一般にスピンコントロールと言われるものだが、日本語で言うと、政治的情報操作と言うそうだ。

政治的自己防衛として、自己を正当化するために多く利用される、不利になることは公表しないで、成果だけを公表する情報操作の総称。マルチメディア・インターネット事典より】



アメリカではこのスピンコントロールは当たり前の政治的手段として、情報の受け手側も理解したうえで行われているそうなので、日本とは情報リテラシー成熟度はまるで違う。権力と対峙するジャーナリズムという点において、欧米では、ある意味対等な関係で情報戦の攻防が展開されるイメージだが、日本のメジャーな機関のジャーナリズムは権力に迎合するか代弁するかのいずれかによって似非「正義」を演出し、勧善懲悪の二項対立の構図に落とし込むことで思考停止状態に持ち込む。

日本の一番のネックであり世界的にも悪名高い「記者クラブ」問題があり、クロスオーナーシップによって、ごく少数の情報談合利権組織によって、長年のあいだ、電波の寡占独占状態のまま権力側と一体となって国民をコントロールし洗脳してきた歴史的事実を以て、日本は先進国としてはもっとも情報リテラシーの低い国民性と言っていいだろう。

そうした汚れゆがんだ情報空間の只中にいて、今現在もヒタヒタと浸かっているという自覚を持つ必要があると思う。


    


ブログランキング参加中⇒ブログランキング・にほんブログ村へ ブログランキング・にほんブログ村へ


そんななか、今回の一連のクーデター安倍政権の違憲法案の裏側で世論誘導的に「忘れさせよう」とする別件としてセッティングされていると思われるのは、東芝の件や新国立競技場の問題など。ほか常套手段としての「お天気情報」。

その一方で、一昨日から露骨に展開されている反中煽り報道(*別記事で今後検証予定)。外務省が22日、東シナ海における中国のガス田開発に関する写真を公開したという。そして、メディアが必ずと言っていいパターンとして米国務省のコメントをとり、日本側についているというイメージ操作。

過去にも何度も指摘したことのある国務省ブリーフィングの内容を歪めて日本に伝えるワシントン記者クラブの情報操作。外圧に弱い、「国際社会」が「アメリカ中心主義」であるかのように扱う連中の宗主国経由の情報を鵜呑みにする愚民化の果てに、間接統治機能を存分に発揮する場面でもある。

国務省というところ、やってることは酷いが、日本と違ってブリーフィング情報はすぐに全面公開(動画とテキスト)する。インターネット時代にすぐにばれるようなウソを平気でつくワシントン記者クラブ経由のマスコミ情報。そして今の能無し外務省との連携パターン。

しかし、今回違うのは、世界中が日本を危険視し、警戒心を持って注視しているという点。そして、記事にする反応も以前に比べて早くなり、話題も事欠かない。すでに、このフジテレビの「みんなのニュース」に登場した安倍晋三のことを記事にしている海外紙(フォーリンポリシー)もある。

Shinzo Abe Uses Paper Cutouts to Sell His Security Reforms on Japanese TV

It's a fairly tortured metaphor.
(相当な拷問メタファーです)*拷問メタファーとは、黒板を爪で引っ掻く音くらい酷いという表現。
Abe's reforms have nothing to do with firefighting.
(安倍の改革は、消防とは何の関係もありません)



と、痛烈批判。

海外も注視していた安倍晋三のテレビ出演。その内容は上記、鈴木氏が指摘した7つの項目の全てが盛られていたような内容だった。

まず、自分で国民の疑問に答えたつもりになって「よく言われる」を使う場面、別の疑問を自ら提示しておいて、導く答えが同じという、およそ疑問に答えたとは言えないバカらしさ。

安倍「よく戦争したいんですか?って言われるんですね。戦争法案とも言われています。これまったく逆でしてね。むしろ、戦争を未然に防ぐための法制。言ってみれば、戸締りをしっかりやりましょうという法案」


安倍「なんでそんなに急ぐの?って、こう言われるんですね。それは戸締りをしっかりしていこうということ」



そして、さらにひどいのが無関係なものを持ち出して煽る手法。

安倍「かつては雨戸だけ閉めておけば泥棒を防いで、財産を家に置いといても守ることができた。今、どうでしょうか?例えば、振り込め詐欺なんで、電話がかかってきますね。それへの対応もありますし、口座がですね、電子的に盗られてしまうという事態にもなっている」



この振り込め詐欺の話と今回の安保法案の問題と何の関係があるのか?と疑問に思った方もいただろうし、口座が電子的にうんぬんというサイバー攻撃の話も、未然に防ぐと強調する集団的自衛権の正当化にはおよそ何の関係もないレトリック。これにはコメンテーターの津田氏がサイバー攻撃の例は「アメリカの離れ」は存在しないので、どうやって消火に行けばいいのか?と突っ込んだ。

その疑問に対する安倍の回答がこれ。

安倍「サイバー攻撃の例は明確な集団的自衛権の行使というよりも、これは国際社会で、協力をしあわなければいけないということ」



安倍の「国際社会」もマスコミと同じで「=アメリカ」という重度の奴隷思考症候群。しかも今回の法案の説明に無関係な事例。これも鈴木氏が指摘するところにぴったり合致する。

あとは憲法9条に自衛隊について書かれていないという詭弁強弁。書かれていない→政府が「自衛権」解釈→「個別」と「集団」を解釈→砂川判決で「自衛権」認めている→違憲かどうかの判断は最高裁が決める、というデタラメ論法。(こちら参照

安倍が卑怯なのは、砂川判決を例に出すときに「個別」か「集団」か言わずに「自衛権」とだけ説明をし、それが米軍駐留の合憲性を判断する判決であるにもかかわらず、つまり、それは日米安保条約が憲法に違反していないというなかで【アメリカの干渉によって】導き出されたものであって、今回のクーデター安倍の集団的自衛権行使容認閣議決定後の違憲安保法案を正当化するのに用いることができるはずのないまったくの愚かな例示。

このことは、砂川判決弁護団の方々も安倍や安倍周辺の閣僚たちの詭弁に反論されているし、これにも津田氏が指摘をしている。


他国を武力で守る集団的自衛権の行使容認を柱とする安全保障関連法案について、政府が一九五九年の
砂川事件の最高裁判決を根拠に合憲と主張しているのに対し、判決時の弁護団の有志五人が十二日、
東京都内で会見し、「裁判の争点は駐留米軍が違憲かに尽きる。判決には集団的自衛権の行使に触れる
ところはまったくない」とする抗議声明を出した。五人はみな戦争を知る白髪の八十代。「戦争法制だ」
「国民を惑わすだけの強弁にすぎない」と批判し、法案撤回を求めた。 (辻渕智之)

 「集団的自衛権について砂川判決から何かを読み取れる目を持った人は眼科病院に行ったらいい」
 会見の冒頭。新井章弁護士(84)は眼鏡を外し、鋭いまなざしを子や孫世代の記者たちに向けた。
そして「事件の弁護活動をした私らは裁判の内容にある種の証人適格を持っている」と法律家らしく語り始めた。

 自民党の高村正彦副総裁は十一日の衆院憲法審査会で判決に触れた。「わが国が、自国の平和と安全を維持し、
その存立を全うするために必要な自衛のための措置をとりうることは、国家固有の権能の行使として当然」という部分だ。
これを根拠に、政府は判決が集団的自衛権の行使を否定していないと主張している。

 しかし声明では「『わが国が、自国の』とする文辞からも文脈からも個別的自衛権を指すことに疑問の余地はない」と断じた。

 新井弁護士は横畠裕介内閣法制局長官が十日の衆院特別委で「判決は集団的自衛権について触れている
わけではない」と認めた発言にも言及。「高村氏らは実にアクロバチックでむちゃな読み方で、ふらちな
拡張解釈をしている」と評した。

 判決時、最高裁長官だった田中耕太郎氏(故人)は補足意見で「自衛はすなわち『他衛』、他衛はすなわち
自衛という関係がある」と述べた。内藤功弁護士(84)は「集団的自衛権の言葉はなく、法律論としても
構成していない。集団的自衛権を容認すると読める余地はない。『集団的自衛権の行使は許されない』と
結論づけた一九七二年の政府見解は、砂川判決も十分精査した結果だ」と主張した。


また、驚くのが、アメリカのために自衛隊が出動するというロジックの正当化の理由。一つは、北朝鮮のミサイルに対する防衛網の話、もう一つが中国の航空機の識別圏の話。

まず最初の、北朝鮮のミサイルに関する話は、維新案と共通する。その話に対する反論は、「もう、戦争をするかどうかを決めるわけですから」という記事と「支持率も下がるだろうが、国民は時間がたてば忘れるだろう」という当ブログ記事のなかで反証しているので、読んでいただければと思う。





まず、日本海周辺というが、領海内(上図の日本列島の周囲黄色い部分)であればそもそも日米安保の対象範囲であること、それから日本海であっても公海上である以上、日本が攻撃されていないにもかかわらず、公海上の米艦船が攻撃を受けたことを日本が攻撃されたとみなし、北朝鮮に攻撃を仕掛ける集団的自衛権は、憲法違反であると同時に、北朝鮮に対する先制攻撃にほかならない。もし、北朝鮮が日本に向けて撃ったのであれば、個別的自衛権で対応可能。

そして、なにより、北朝鮮のミサイルに関する情報を日本が独自で収集することなどできないので、当然、その情報は米国からもらうことになる。つまり、トンキン湾再び、もあり得るわけだ。

また、ミサイル防衛も基本的に役に立たず、北朝鮮のノドンミサイルに関しても、今、急いで解釈変更することによる違憲法案を成立させなければならない根拠にはならない。

そして、リスクはないのか?デメリットはないのか?という疑問に対して安倍晋三はこう言う。

安倍「我々が今示している後方支援も当然リスクも危険もある。今までもそうだった。ですから自衛隊がそれを補っていく。国民のリスクを低下させていくために、彼らにリスクを負ってもらっている」



今までとは、PKOや災害支援のこと。これとアメリカのために出動する自衛隊が同じとする安倍晋三の脳味噌はどうなっているのか?これには、さすがに伊藤アナもこう言わざるを得なかった。

伊藤「災害救助とこの離れの火を消しに行くことが、どうなんだというところも色々あると思いますが」



そして不勉強だと自認するコメンテーターの犬山氏が「デメリットを教えてほしい」と言うと、それは当然、国民にとってのデメリットのはずが、安倍はこう答えた。

安倍「自衛隊の任務が増えることをデメリットと考えれば、それはデメリット」



つまり、安倍の頭のなかに国民はいないことの証左。犬山本人も、国民にとってのデメリットが聞きたかったのだろう、再度「テロが起きやすくなるのではないか」と聞くと、安倍は強い口調でこう言った。

安倍「それはまったくないですね」



むしろ未然に防ぐことになると強調したが、そのなかで、安倍は真のバカなんだなということが露呈する場面が来る。

安倍「例えば今度の法案で、海外でテロがあって日本人が巻き込まれる。そこでそのテロが一時終わりました。で、その人たちを移送するというために自衛隊は行く」



日本人が巻き込まれる→そこでテロが一時終わります→移送するために自衛隊が行く、というマンガのような話。

「テロが一時終わります」安倍はテロリストの仲間なのか?「一時終わる」という確証は何をもってそう言えるのか?普通は、テロに巻き込まれないようにするためにどちら側にもつかず、これまでのようなギリギリのなかでの中立的立場を堅持していくことがリスク低減においてもっとも重要なのに、アメリカに肩入れしておいて、「日本人がテロに巻き込まれた」想定の話をするという、もっとも愚かしい事例をあげ、さらに「テロが一時終わる」という何の確証もない話をし始める。

バカすぎて開いた口が塞がらない。なんだろう、この「テロが一時終わる」というのは。「テロ」の意味すら分かっていないのではないか。

権力を握る者、往々にして嘘を吐くことがある。それでも、自覚しながら嘘を吐くのと、無自覚に嘘を吐くのでは、人間の資質に雲泥の差がある。安倍晋三という男、無自覚に嘘を吐いているのだとすると、人としての資質にかなり欠陥があると思うのだが、それを病気と判断する人もいるくらいなので、いずれにしても一国の総理大臣としては危険極まりなく、重症である。

一事が万事、こんな調子なので、本当に疲れる検証作業だが、黙っておくわけにはいかない。またしても、次に続きそうだ。

今日はこの辺で。
関連記事

ブログランキング参加中⇒ブログランキング・にほんブログ村へ ブログランキング・にほんブログ村へ


Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

trackbackURL:http://threechords.blog134.fc2.com/tb.php/2095-d195295e
該当の記事は見つかりませんでした。
光熱費
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。