Sekilala&Zowie

No one is free, even the birds are chained to the sky.


【2011年7月12日ニュースの深層 芸人おしどりが迫る原発会見での疑問点①②③】サマリー

【2011年7月12日ニュースの深層 芸人おしどりが迫る原発会見での疑問点①②③】サマリー

 

1/3 ニュースの深層7/12(火)「芸人おしどりが迫る 原発会見での疑問点」

http://www.youtube.com/watch?v=5gHku2r96Fc&feature=related

2/3 ニュースの深層7/12(火)「芸人おしどりが迫る 原発会見での疑問点」

http://www.youtube.com/watch?v=PFlw1-d-ATQ&feature=related

3/3 ニュースの深層7/12(火)「芸人おしどりが迫る 原発会見での疑問点」

http://www.youtube.com/watch?v=wFPLKYg-QPI&feature=related

 




上杉氏「おしどり(マコ,ケン)のお二人はネット、東京電力の会見に来ている方、見ている方にとってものすごい有名人。

東電の統合会見が始まってから、鋭い質問を繰り返し、実際今ニュースになっているいくつかはお二人(マコ)が質問した部分がた沢山ニュースになっている。飯館村の事も、放射能漏れの追跡調査や人体に与える影響の辺りもそう。

―――今日のニュース。

 

【牛肉から放射性セシウムが検出された問題】

早速ツイッターからの反応。“僅かに口にしただけでは健康に大きく影響を与えるものではない”と、またいつもの政府の言い訳か、と率直に思う。セシウムは筋肉とかに溜まりやすい。

これを指摘していたのは3月。東電会見にずっと入っていた日隅一雄さんとか木野龍逸さんとかが既に、住民や日本人が口にするものは徹底的に検査しないとこういうことになると警告を発していた。

全く政府の対応が遅く、既存の大手メディアの対応も今更、セシウムが検査の結果分かったと各紙朝刊のトップに打っているが何故今更そういう事を打つのか?政府が発表しないと相変わらず発表ジャーナリズムに乗っかてると本当に住民が知るべき情報が伝わるのがこれほど遅くなってしまうのかという事を改めて証明したような、うんざりするようなニュース。

 

【明日(13日)菅総理会見】

いつものようにフリーランス、ネット、海外メディアの方は事前にファックスで申し込みをしてくれと。

私は今日忙しくてファクスを事務所まで取りに行けず、Eメールで申し込めるように対応してくれと100日以上も前にお願いしていたが、全く駄目で紙以外対応できないと。

それに既存メディアとの大きな差もある。彼らは自由に入れるが、我々は許可なく入れないアンフェアなルールを少しでも改善してくれと、これも100日以上前から頼んでいたが、一向に改善されないどころか『聞いてませんでした。確認します』という事だった。

小さなことだがここに日本政府の対応の本質があるんじゃないかと。牛肉の件も当時いくらでも指摘されていた。今更、セシウムが検出された事を分かったような不誠実な対応は何とかしなくちゃいけないと。

その、何とかしようとしているお二人をスタジオにお迎えしています。

どうですか?このニュース。今回は南相馬ですが」

 

【ニュースの感想】

マコ「元々、分かってた事なので今更、という感じ。びっくりはしなかった」

 

上杉「ただテレビや新聞だけに情報を頼っている多くの日本人が実は1億人ぐらいいるんじゃないかと。そういう人からするとエエ~!?となるが」

 

【東電会見での記者クラブ記者の質問】

マコ「いかに一次情報に触れる事が大切かということ。統合会見前の東電会見から行っていたけど、記者さんの質問がびっくりするほどの質問をしている。

例えば、配布された資料、都道府県の表を見ながら『この表の中で一番高い値と低い値を教えてください』と。見たら分かるやんて。そんな質問が凄く多い。記者会見ごっこをしているのかなと」

 

上杉「ずっと何年間も政府会見に出ている者からすればそれでも質問が出るだけ進歩。それを考えると、これまで日本の記者クラブ大手メディアが作ってきた言論空間というのは非常に幼稚で、普通の感覚を持ったお二人のような方が入って普通の疑問をもって質問することによって普通の環境にやっとなってきたと」

 

ケン「でも最近、ちょっと質問が少ない」

 

上杉「それは比べられるから。その辺り、何故かと言うと可視化された。質問することも試されるようになり、下手な質問すると今のようにばらされちゃう」

 

マコ「私は全ての媒体の記者さんと質問と所要時間を1ヵ月ぐらい書き起こしていたので、声聞いただけで誰か分かる」

 

【細野剛志氏】

マコ「WBC(ホールボディカウンター)の全国の総数と稼働率を調べてくださったり、被災者生活支援チームの方を会見に呼んでくれたのも細野さん」

 

上杉「ストロンチウム90の骨の蓄積が気になり、魚の件で質問したら、1週間後には海水のみならず海産物の調査もやる事になった」

 

マコ「水産庁の発表が出た時?グリンピースの後に」

 

上杉「そういう意味では言えば響くというか。これが本当は普通の政治家だと思いつつ」

 

【芸人おしどりが会見に出ようと思った理由】

マコ「3月11日に地震が起こった夜にはヨウ素対策としてとろろ昆布を買いに行っていた。放射性物質の事を色々知っていて、原発が爆発したら怖いなと思いながらTVを見ていた。TVではその後、どんどん爆発しているのに「レントゲン1回分だから大丈夫」「東京―ニューヨーク間の飛行機に乗ったのと同じだから大丈夫」などと言っているのをみて「レントゲン撮ってヨウ素吸う?」「飛行機乗ってセシウム吸う?」と思った。

そして「なんで内部被曝の事を言わないんだろう」と凄く思っていた。3号炉が爆発しその時の風向きが東京に向いていた時に、これはヤバいのにどうしてTVで言わないのだろう、と思った」

 

上杉「なんでこんなにマコさんが詳しいかというと、鳥取大学の医学部を中退されていて、生命科学学科と」

 

マコ「遺伝子工学とか研究専門の所で電子顕微鏡とか覗いていた。遺伝子に与える放射性物質の影響など凄いやっていたから」

 

上杉「だから、会見に出ていても、会見を受ける方がきりきり舞いされている。そういう人がいるからこそ本当う事が分かってきたというのもある。そもそもは?」

 

【TVが報じた震災報道】

マコ「TVが本当の事を言わないと思った」

 

上杉「すぐ思った?」

 

マコ「はい。3日目、4日目で。怖っ!と思い、仲良しの人だけでも守ろうと、芸人の先輩の妊婦さんや赤ちゃんがいる人に『一週間ぐらい逃げた方がいいです、東京』と電話しまくっていた。

その時は春休みで、おしどりが春休み子供キャンペーンのキャラクターで、毎日50人100人のちびっこが会いに来てくれていた。仲良しの芸人の人には逃げてと言っている一方で、自分達の事を好きと言ってくれている子供たちは劇場に来ている事が耐えられなくなったので、ブログに原発の事をがっつり書き始め、劇場に来たお母さんに『私のブログを見てください』と言うのを始めた。

自分で伝えるためには現状をちゃんと知らないといけないと思い、会見を見始めた。それがきっかけです」

 

上杉「劇場では直接『危ないですよ』とは言えなかった?」

 

【吉本とヨーロッパの『芸』の違いと起源】

マコ「言えないですね。吉本の方から舞台ルールとして『言ったらダメ』と言われたから」

 

上杉「政治的な事を言ってはいけないという事?」

 

マコ「元々、事故があるなしに関わらず、あまり言ったらダメな事の一環ですかね」

 

上杉「海外だと寧ろコメディアンは政治風刺、社会風刺としてそういうものを扱うが」

 

マコ「2年前にロンドンに行った時に色々観て面白いと思い話を聞いた。でもヨーロッパの笑いの起源は宮廷道化師で、王様に唯一耳の痛い事を言える。良い宮廷道化師を持っている王様ほど良い政治をするとなっていた。なので、ヨーロッパのコメディはそもそも批判をするところから始まっている。

でも、日本の漫才と言われるものは奉納芸。

太夫と才蔵(三河漫才)があって、二人の輪があり、それを見ているお客さんの輪を広げてそれを神様に奉納するという芸なので、起源がちょっと違う」

 

上杉「マスコミは特に3月まで、東京電力、電事連を批判すると基本的には番組では使われないし、未だに『駄目な企業ですね』『電事連はエネルギー政策を不健全に歪めてこれを進めたのではないか』というような言葉は出てこないし、言えない。しかし世界では、ジャーナリストはこれをやらなければいけない。これをやっているのがお二人。記者の質問で他には?」

 

【ジャーナリストとは】

マコ「『もう一度数字を読み上げてください』とか。資料を見たら分かるのに」

 

上杉「これは予想していた?」

 

マコ「家でネットを見て書き起こしている時に『この人とこの人は酷いな』と予想はついていたけど」

 

上杉「震災前は?」

 

マコ「思いませんでした。記者様~と思っていた」ケン「全く分からなかった」

 

マコ「すごいびっくりした。3月の東電の会見で荒れていたのを見て(日隅さんとかがよくヤジられていた時)」

 

上杉「それは日隅一雄さんと木野龍逸さんと僕と、たまに田中龍作さんで繰り返し同じ質問をしていた。『放射能が出ているんじゃないか?』『格納容器が壊れているんじゃないか?』『海洋へ汚染水が出ているんじゃないか?』という質問の時。既存の記者の人たちに邪魔される。『そんな質問するな』『お前達の会見じゃないんだ』とか」

 

マコ「そう。そんな質問聞きたくないとか言っていたので『私たちは聞きたいです』と言いに行こうと思った。それで、フリーの方々が手を挙げていても、全然当てられなかったので『これは人数が少ないからかな?』と思って私たちも行って質問しようと色々シュミレーションをしていた。東電の会見には入れたが、統合会見で一度はいれなくなったが、またすぐに入った」

 

上杉「統合会見をやっている方のスタッフから『最初は漫才師だから少しナメていたところがあった』ところがいま一番厳しくて一番核心を突いてくるのでマコさん対応のような形で準備をするらしい」

 

マコ「それは園田政務官じゃなくて?」

 

上杉「それは後で。ということはそれだけ政府などの権力側が隠したいところの核心を突いているということになる」

 

マコ「いっぱい隠してますよ」

 

上杉「この一連の会見で、追及して出てきた事がたくさんあると思う。例えば、飯館村のお母さん方と一緒に本当の事を医学的な見地から追及するという事で、その辺はどうですか?いきさつも含めて」

 

【飯館で小児甲状腺サーベイ】

マコ「小児甲状腺サーベイの結果ですね。初めて飯館の方に聞いて驚いたのは3月30日に飯館で小児甲状腺サーベイという甲状腺にピッと当てて線量を測定した、その結果をお母さん方に『基準値以下だから大丈夫』と言って全然自分の子供がどれくらいの値だったかを伝えていない」

 

上杉「伝えてない?」

 

マコ「その上、基準値も何かという事も知らないんです、未だに」

 

上杉「じゃあ、何のために検査をしたのか?」

 

マコ「大丈夫だと言うため!? それを飯館の人から聞いて調べたら3月30日に検査をして、5月12日ぐらいに安全委員会のHPにその結果が載っていた。でもそのデータは、この基準値でこういう検査をしたというデータ。

HPで基準値は出たがお母さん方は未だに知らない。その事をずっと聞いていた。

安全委員会やオフサイトセンターの医療班のところなどあちこちに電話して、最終的に説明会を開いた。そして検査を受けた方々にはデータを返しましょうとなったんだけれども、10キロ20キロ圏内の一時立ち入りで、いま医療班が忙しいのでまだやってませんみたいな状況が現在も続いていて未だにデータを知らない。(*)


(*)詳細は・・・

2011年6月 2日 (木) マコちゃんの質疑の続きですねん!!5月31日の東電会見

 「おしどりケンのワイヤーグラフ誌 夫婦音曲漫才おしどり♂ケンの針金人生。吉本興業所属。」より

http://oshidori-ken.laff.jp/blog/2011/06/post-8205.html



上杉「先ほどの牛肉の話もそうで、万事がこれ」

 

【小児甲状腺サーベイ検査の理由と矛盾と後手】

マコ「そうなんです。3月30日の小児甲状腺サーベイを始めるきっかけになったのが3月23日にSPEEDIの結果が出て、それで北西方向にすごく汚染されている事が分かったから検査をした、と言うので、基準値が高く、何のための検査かを聞いた。すると『安定ヨウ素剤の判断基準だ』と言う。

しかし、安定ヨウ素剤は予防か、被曝して12時間以内の服用なので、どう考えても遅い。しかも23日のデータを見て30日に安定ヨウ素剤の判断基準に検査をしたって仕方がない。意味が分からないので、それをずっと聞いたり、色々調べていたら、福島の方には既に安定ヨウ素剤が配られていて、その日にちを言って出してもらおうと思って聞いたら先週の金曜日に被災者生活支援チームの方々からようやく出てきた。それは3月16日に安定ヨウ素剤を飯館に届けたということだった。

公表されている数字で飯館が一番高かったのは3月16日の0時。福島県のHPに環境モニタリング第5報というのが出ていて、それで高い汚染がされている事が認識されていた。

文科省がヨウ素剤を配布する判断基準であるダストモニタリング(空間にヨウ素とセシウムがどれくらいあるか)を始めたのはいつか?と聞いたら3月20日」

 

上杉「ずいぶん遅い」

 

マコ「なんでですか?と聞いたら、どこが空間線量が高いのかをまず測って把握してからダストモニタリングをしようと思ったので、と言うから『空間線量高い所から並行して出すとモニタリングしたらいいじゃないですか』と」

 

ケン「かたくなに言いはってた」

 

上杉「3月16日にしろ20日にしろ、その当時は政府、枝野官房長官は『放射能は外に出てない』とまで言っていた時。基本的に。飯館村の方にもかたくなに『避難する必要がない』と。

ところがWHOは既にその時に、飯館村は高線量、と19日には言っていた。これは実は、値があった。それを今頃あと付けで出しているが、その間ちゃんと出していれば被曝は避けられた」

 

【安定ヨウ素剤配布の根拠となるデータと海外の報道と日本の記者】

マコ「避けられた。本当にそれは酷い話。『3月16日に安定ヨウ素剤を届けているならその根拠となるデータを出してください』とずっと言っていた。

それで先週の金曜日やっと出てきたのが、文科省のデータとDOEのデータとゴニョゴニョ。え?DOE?

DOEとはアメリカのエネルギー省のこと。それでDOEのHPを見てたら、3月15日に33人NNSA(米エネルギー省国家核安全保障局)の方々が来て、3月15日から3月22日の1週間に40時間の航空モニタリングと1000か所以上の地上モニタリングをしている。

なので、詳細なデータがその間ないといっていたものがある。アメリカが持っている。

ちゃんとご丁寧にその一番下にアメリカ大統領のコミットメントで『これは人道的支援の為、どんなデータでもすぐに出します』とか書いてある。

出してよ!とか思った」ケン「欲しいと言ったら出してくれるって」

 

マコ「フランスのIRSN(フランス放射線防護原子力安全研究所)はそのDOEのデータをもとにずっと予測していたんです」

 

上杉「実はそれがアメリカのワシントンポスト含め、既に出ていた。だから、ワシントンポストの記事を読んで『こうですよ』と言ったら『デマやろう』となった。

アメリカが出しているという事はアメリカがデータを持っていると、日本の他の記者達も気付いている。ところが会見ではそこは全然追及されない。不思議じゃなかったか?」

 

マコ「不思議。何で言わないのか?そういう事は良くないことだけど会見に慣れてくると、皆聞かないだろうな、と。

作業員の方々が被曝されている事を一番初めに聞いたのが4月の東電会見の頃で私だった。もう既に被曝されている方がいて、何故、線量とか聞かないんだろうと。

びっくりするのが、当時ロボットが入っていって

『ロボットの線量はいくつ』

とか言う。なので

『作業員の方の線量を教えてください』

と言うと

『それはちょっと教えられません』

と。

『ロボットの線量より人間の線量が知りたいんですけど』

と聞いたら

『ロボットは人ではないので公表することが出来ます』

と。

『分かってるわ!そんなこと』と」

 

上杉「同じようなことが3月20日ごろにあった。ピットの放射能汚染水が漏れているという写真が出る。その時に写真を撮った人は作業員なので

『この人は大丈夫ですか?』

と聞いた。その時に東電が言ったのは

『大丈夫です。ただ高濃度放射能で危なかったので15分しかいなかった』

と。

『じゃあ、どうやって測ったのか?』

と聞いたら

『1000ミリシーベルト超』と(配布資料に)書いてあった。

『大丈夫なのか?1シーベルトじゃないか。《超》の中身は?』

と聞いたら

『機械がない』

と言った」

 

ケン「見てました、僕」マコ「見てました」

 

上杉「『そんなことはないでしょ』と。被曝する人は時間数にもよるし追及したが、結局分かったのは、関電工などの下請けの作業員を守るつもりがさらさらないという事。

あとから判明するのは作業員?人かの記録がないとか、人の命を何だと思ってるのかというようなひどい対応が続く。

マコさんは中でもお母さんや子供の事。被災地にも行かれたとのことで」

 

【被災地に行かれたおしどりの想い】

マコ「飯館の人と仲良くなったり、被災地の方と仲良くなったりして、今でもずっとやり取りしている。遠くの人たちの為に動いているというより、私たちのモットーとしては《なかよしの為》に動いているので、ジャーナリストとか記者とは思っていない。《なかよし》がいじめられているから助けたいという思い。

行った事で一層その思いは強くなった」

 

上杉「それは当然。身近の人を助けられなかったらもっと多くの人を助けられないので、これは海外のジャーナリストも皆一緒。家族や近所の人を守ろうとか、子供たちを守ろうとかいう意識から『本当の事を出せ』というのだが、日本の場合は記者達がそこをやらない。むしろ、普通の感覚を持っているのがマコさんたち。

実際に飯館に行って子供たちに接してどうだったか?」

 

【おしどりが語る南相馬5月の状況】

マコ「5月の段階で南相馬に行ったときは殆どチビッ子はいなかった」ケン「少しはいたけど。マスクをしている方を見なかった」

 

マコ「マスクを全然していなかったので、それが辛かった。南相馬で、5月の段階で、2,3歳の子供が雨に濡れて遊んでいて、その他は高齢者の方ばかりだった。

印象的だったことが、避難所にTVが置いてあるけれども、バラエティ番組をやっているのを笑いもせずに見ていたが、ニュース番組に切り替わった瞬間、席を立ち、ニュースを見ないんですよ」

 

上杉「え?見ない?」

 

ケン「TVの前に椅子を並べてあるが誰もいなくなる」

 

マコ「地震や原発の情報は入れたくない、という感じでニュース番組は見ないという感じだった」

 

上杉「トラウマで見たくないのか、TVの情報には何もないという判断なのか?」

 

マコ「知りたくない、という感じ。特に南相馬のところはわりと放射線の事で(気持ちが)沈んでもうこれ以上考えたくないという感じだった」

 

上杉「しかし残念ながら現実を直視しないといけない時期もある。それはむしろ、政府や行政がそれをしなくちゃいけないが、当時から枝野官房長官含め政府は『20キロ以上は自主避難。あとは判断しろ』という」

 

マコ「枝野さんは変な人。『ただちに影響ない』と言って、初期に野菜を食べていた場面が報じられたけど、オエッってなるわけない」

 

上杉「政府の方がどちらかと言えば漫才をやっているみたいな。ブラックユーモア。これを真面目に深刻に受け取っている日本人がいると思うと怖い。全体がそう映ると悲劇から喜劇に変わるような日本の状況でもあるが、相手が放射能なので、この部分をコメディで片づけられない」

 

マコ「泣くより笑うしかないような毎晩。福島や飯館の方が内部被曝が過小評価されないようにと思ってずっと5月から連絡を取り合って動いていた。5月の段階でも飯館の青年部の方が、自分達はきっと内部被曝しているのでWBCを受けたいとあちこち動いていたが、どこも受けさせてくれなかった。それで何とかして、という事で手伝って動いた」

 

【ホールボディカウンターに関する政府、自治体の対応】

上杉「飯館のWBCの件はずっとマコさんが動いて、今少し動いてきた」

 

マコ「でも今さらという感じ。でも、そうやって測るところが出てきた。ヨウ素の半減期はとっくに過ぎているので今検出しても全く出てこない。セシウムは子供が44日で大人が50~150日ぐらいで半減する」

 

上杉「それは134のほう?」

 

マコ「はい。ヨウ素は全く出ないが初期に飯館に降った放射性プルームはエアロゾル(*)上、ほぼヨウ素だったと言われていて、なので初期のダストモニタリングのヨウ素とセシウムの組成を出して過去推計をしてほしいと思っていた。昨日、福島県庁に色々問い合わせた。

結局、内部被曝は福島県庁が健康管理調査として問診票で行動記録を取って、それで内部被曝はそれによって出すと会見場でいつも答えていた。

なので、行動記録を出す時のダストモニタリングのデータが重要。そう思って聞いた。


(*)エアロゾル

エアロゾルとは「気体を媒体として液体あるいは固体の微小粒子が浮遊している系または状態」と定義されている。通常、エアロゾルというときは、粒子径が比較的小さく(例えば、粒子径1μm以下)、全体としてかなりの時間、大気中に浮遊し続けるようなものを対象とする場合が多い。特に、微小粒子が放射性である場合、放射性エアロゾルと呼ばれる。

エアロゾルは、吸入されたとき、その粒子の大きさ、形状、密度などによって呼吸器官各部位への沈着の割合が異なる。

【参照】

原子力基礎用語集より http://www.bousai.ne.jp/vis/bousai_kensyu/glossary/e02.html

 

-エアロゾルとは-
 気体中に浮遊する微小な液体または固体の粒子をエアロゾル(aerosol)といいます。エアロゾルは,その生成過程の違いから粉じん(dust)とかフューム(fume),ミスト(mist),ばいじん (smokedust) などと呼ばれ,また気象学的には,視程や色の違いなどから,霧(fog),もや(mist),煙霧 (haze),スモッグ(smog)などと呼ばれることもあります。エアロゾル粒子の性状は,粒径や化学組成,形状,光学的・電気的特性など多くの因子によって表され,きわめて複雑です。その上,例えば粒径についていえば,分子やイオンとほぼ等しい0.001μm=1nm程度から花粉のような100μm程度まで約5桁にわたる広い範囲が対象となり,また個数濃度についても,清浄空気の10個/cm3程度から発生源近傍の106~1010個/cm3程度まで 7~8 桁にもわたり,さらに最近の超クリーンルームにおいては10-5個/cm3程度まで要求されるようになっています。このように,エアロゾル粒子は微小・微量である上に,多数の因子によって表され,しかも個々の因子の対象範囲がきわめて広いことから,エアロゾル研究の基本となるエアロゾル粒子の粒径測定一つをとっても,単一の方法はもとより同一の原理に基づく方法により全域を測定することは容易でなく,このような性状特性がエアロゾル研究の難しさの原因となっています。

【参照】

日本エアロゾル学会より http://www.jaast.jp/hanashi/



マコ『その問診表は何に使うのか?』『この問診票は外部被曝しか出さない』マコ『食べるものは何か?と書いてあるが内部被曝は考慮しないのか?』『外部被曝のみで、行動記録からは外部被曝しか出ない』と言われた。

食物からは傾向が分からないかもしれないが、動いたところから呼吸での内部被曝はある程度出せると思ったので、ずっと粘ったけど、『出さない』んですって」

 

上杉「内部被曝を無視して外部被曝だけというのはちょっと意味が分からない。この番組で何度も言っているが、3月11日以降の行動記録をつけるように、と。ここをやっておかないと、今後必ず起こるであろう賠償請求などの裁判において、ないとあるでは全く違う。お子さんとか御自身の命、健康を守るには記録。しかも内部被曝も含めてやっていかないと」

 

ケン「内部被曝の方がたくさん―――」

 

上杉「まさにベラルーシ、ウクライナなども結果いまでているのは全部、内部被曝ですから」

 

マコ「問診をやっている県民健康管理チームというのが外部被曝だけで、内部被曝は地域医療課だと言われた。福島県庁の保留音をどれだけ聞いたことか。

地域医療課は確かにWBCを受ける業務をやっているが、過去のヨウ素被曝や内部被曝を計算するのはセシウムが大量に出た時のみ、という回答だった。

いま、検査してもヨウ素はもちろん出ないし、セシウムですら出ない。それを聞いたら

『有識者が仰るので』と。『セシウムが大量に出た時しか内部被曝は検出しません』と。

マコ『でもセシウムはでないですよね』

と聞いたら

『ああ、じゃあ必要ないんじゃないですか?』

と言われた」

 

上杉「この間5月に福島県民のお母さん方のお子さんを測った検査で10人中10人にセシウム134が出た。あれを大量ではなく微量と政府は言っているが、それでも測らない?」

 

マコ「それも聞いた。微量でも過去のヨウ素被曝は文科省の高木大臣が『健康には問題ない』と仰っていたので、『あれはヨウ素被曝を考慮した言葉だったんですか?』

と聞いたら

『いや、あれは堅気大臣の言葉じゃなくて放医研の言葉です』

とか言い、

『あれは第3者の機関の言葉なので、ヨウ素被曝までは考慮しません』

と言うので

『じゃあ、全然考慮していないのに、健康に問題ないとコメントするのはおかしいじゃないですか?』

と言った」

 

上杉「ちょっと、これは・・・」

 

マコ「ちょっと、これは本当に真剣にならないと、内部被曝を全く調べないみたいな感じで―――」

 

上杉「政府全体の発表もそんな感じで、内部被曝は除外するかのような発表がずっと続いている」

 

マコ「さっき飯館の方から電話がかかって来て、地域医療課で福島県民2800人にJAEA(独立行政法人 日本原子力研究開発機構)でWBCを8月から受けさせると言うので、先行で川俣と浪江と飯館の人たちをピックアップして受けさせるという通知が今日飯館の方に来たそうなんだけど、飯館は600人先行で。

でも、その内容が同意書を書かないとそのWBCを受ける事が出来ない。その同意書というのは自分の健康に関するデータを福島県立医科大と福島県に保管することを同意するという」

 

上杉「何でそんな事を書かなくちゃいけないのか?」

 

マコ「これから20年30年管理をするという事で必要かもしれないけど、凄く嫌なのは、県民に公表されるのは核種のベクレル数と預託実効線量(*)のみ。


(*)放射性物質の体内への摂取に伴う被ばく内部被ばく)の線量評価に用いられる線量としては、預託等価線量及び預託実効線量がある。

預託等価線量HT(τ)は、放射性物質の体内への摂取後に、体内に残留している放射性物質から個々の組織又は臓器Tが受ける等価線量率を時間積分した線量である。τは摂取後の年で表した積分時間であり、放射線業務従事者については、積分時間は50年とされている。預託等価線量の単位はシーベルトである。

預託実効線量E(τ)は臓器又は組織の預託等価線量とその臓器又は組織の組織荷重係数との積の全身の総和である。

【参照先】原子力防災基礎用語集より

http://www.bousai.ne.jp/vis/bousai_kensyu/glossary/yo03.html

【参考】   

■預託実効線量とは?http://search.kankyo-hoshano.go.jp/food2/Yougo/yotaku_jikkou_syousai.html#

■食品から受ける放射線量(預託実効線量)http://search.kankyo-hoshano.go.jp/food2/servlet/food2_in

「環境放射線データベース」よりhttp://search.kankyo-hoshano.go.jp/servlet/search.top?pageSID=141345284


                                                  

福島の人で少しマニアックな人は自分のスペクトルピークグラフ(*)を知りたいとか、生データを知りたいとか、それ以上のデータが欲しいと思っても貰えない。それ以上のデータについては県と県立医科大に行く。


(*)■放医研: ホールボディカウンターの検査結果の開示について by ala_laさんのTogetterより

http://togetter.com/li/144450



上杉「自分のデータなのに、個人情報が貰えない?何をするつもり何ですかね、政府は?」

 

マコ「小児甲状腺サーベイもそうでしたから」

 

上杉「内部被曝をちゃんと調べようとしているんだったら出せばいいじゃないですかね。何を狙ってるのか県は?」

 

マコ「聞いた話ではこの調査は、県民を安心させるための調査だということですけど。検査しましたよ、と言う」

 

上杉「それはおかしいですよね。ちゃんと情報を知らせて、駄目な時は駄目と。これはしょうがないですから。良い時は良いとやるのが、その情報を出さないと判断が出来ない。安心させるためと言っても情報を隠して安心させることは出来ない」

 

マコ「だからセシウムが出たときのみきちんと評価するという答えを頂いたから内部被曝も検査しますよとは言われるけど、ピックアップするメンバーが心配するのは、子供や若者中心だと高齢者より代謝が早いので、ずっと早くセシウムが出てしまう。なので、何人かでも高齢者を先行調査でもピックアップ調査に入れるべきじゃないかとずっと言っていた。全てのあらゆる年代を調査するべきと。

でも、先行調査も2800人調査も子供がメインなんです。人数が余ったら若者なんです。なので、ほぼ高齢者はしないんですって。でも普通、子供の方が放射線が心配だから検査してあげましたという名目なんだけど―――」

 

上杉「それをうまく騙している感じですね」

 

マコ「騙しているんです」

 

上杉「だったら全部やればいい。また、お子さんたちの代謝が早いという事は逆に蓄積される可能性も高い。放射能障害、健康被害が25年前のチェルノブイリでも分かっているように小さい子に出てしまうわけなんで、今のうちに対処しておけば何とかなる場合もあるので」

 

マコ「本当にこれからどうしたらいいか、飯館の人と悩んでいる。でも、これは飯館だけの問題じゃなくて、飯館が踏みにじられているという事は関東、東京の人が踏みにじられる事は決まっている。魚などの食べ物の暫定基準値などきっちりしないに決まっている。あんなに汚染された飯館の方をきちんと評価する道筋を作らないということは日本国民も同様の扱いを受けるということ。

なので、飯館、福島の内部被曝をきちんと評価する道筋を作るという事がこれからの自分達にとって凄く関わってくる事だとおもうので、ほんとうに、ほんとうに、皆さんよろしくお願いします。本当に、力を貸してください。本当に、飯館の事だけじゃないと思うので」

 

上杉「どうも、周辺の理解がなく、特に既存マスメディアの理解がなく、そうすると既存メディアに出れないんじゃないですか?」

 

マコ「出れないですね」

 

上杉「ツイッターでも『こんなにしゃべって大丈夫ですか?』と来てますが」

 

【芸人になったきっかけと今後】

マコ「元々、3月の段階で原発の事を考えてしゃべっていこうと決めた時、芸人を辞めようと思っていた。と言うより、辞めないといけないだろうと思っていたので―――」

 

上杉「なんで本当の事を言っているのにやめなくちゃいけないんですかね?」

 

マコ「そうなんですけど、言わなかったら芸人を続けられる。いつまでもずっといられる。でも、言ったら辞めないといけないという段階で、色々共犯者になるのがいやだなと思った。農業でもするかと(ケン)農業の本を買ったりしていた」

 

上杉「なんでそもそもお笑いをしようという事になったのか?」

 

マコ「私は神戸で地震に遭った。慰問で避難所に人がたくさん来て、その中で謙光と言う事を考えるようになった。怪我病気なくても凄く沈んでいる人がいる一方で、病院に行けば末期なのにすごく明るい人がいたりした。結局、健康や元気は怪我や病気(だけ)ではないなと思って、笑えるという事が健康という事なのかも、と」

 

上杉「長崎大学の山下教授は『笑い飛ばせば放射能は来ない』と言っていたがこれは本当か?」

 

マコ「免疫機能を高めるというぐらいの事じゃないですか?」

 

上杉「それは免疫の問題。放射能が来なくなるわけではない(笑)」

 

≪以上、サマリーでした≫





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