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【2011年06月24日 川内博史議員×岩上安身氏インタビュー】~電力ナイナイ神話 *一部文字起こし

【2011年06月24日 川内博史議員×岩上安身氏インタビュー】
USTREAM:http://www.ustream.tv/recorded/15581399

岩上安身氏
「お久しぶりです。この間、川内さんにお話を伺いたいことが沢山あります。まずは原発問題。事故状況だけでなく、電力の供給は本当に政府、東電が言っているように足りないのか?川内さんは一貫して、足りているので政府からデータを出すように問い詰め、具体的なデータに基づき、供給源を突き止め進言されて実際に影響を与えてきた実績がある。この機会にそのプロセスをお伺いしたい。電力は不足していない。足りている。今後も十二分にやっていける。極端に言うと原発を即時停止してもそれに見合うだけの供給はある。なお、その後も窮屈な思いをすることなく安定供給できる。こういう事についてご説明いただければありがたい。
 それともう一つ。原発に絡めて大変大きな政局があった。菅総理不信任案が野党から出され、与党からも呼応する動きがあり、しかし否決。非常に分かりにくい。その後の菅さんの粘りで複雑な様相を呈している。いったいどうなっているのか?
日本の政治の在り方を考えるに、どのように政策と政局を重ね合わせて考えているのか?
仮にも首相であり与党のトップの首を取りにいくのであればそこには大義名分がなければいけないと思うが、またそこに首相が切り札のようにして出してきた再生可能エネルギー促進法、これについてのお考えとこれから先のエネルギーの未来について。この辺りを順序良く伺っていきたい。
まず、電力は足りているという問題。官庁や東電に資料を請求している最初のうちは、足りていないという情報が出てきたと伺っていますが」

川内博史氏
「まず、震災発生直後に菅総理が計画停電を発表された。原発事故はもちろんのことだけれども、世の中の皆さんは大変なことが起きている、または大変な事になるぞ、と思った。夜の街は本当に真っ暗で人が歩いていない状況。これはいかんと思った。原発事故は早期に収束させないといけないが、他方で震災の復旧復興、あるいは福島の土地にみんなが帰っていくためには日本経済が元気になっていかなければいけない。しかし東電が発表された当初、街から人が消えてしまった。この先いったいどうなるんだと思った。電車は止まり、帰宅を急ぐ人たちばかり。
その時に、国土交通省の鉄道局の方に『こんなに電車を止めなきゃいけないもんですか?』と聞いた。『電車だけは動かして人が自由に動けるようにしないと首都圏の機能は麻痺するのではないか?』すると鉄道局の人は『そうなんですよ』と言う。電力供給の仕組みはどうなっているのか?
一次変電所、二次変電所、三次変電所となっている。『鉄道に供給される電力はスイッチを切り替える事が可能です』と。しかし、一次変電所というその地域全体の電力をカットしてしまうので、電社を止めなくちゃいけなくなる。もっと細かくすることが出来る」
岩上「不要不急のところと、どうしても絶対に必要欠くべからざるところを分けて必要なところに供給するというきめ細かな対応が、もし停電が必要であったとしても、そうした対応が可能だったということですね?」
川内「本来はそうすべきである。ところが根こそぎ止められる。『だから電車を止めざるを得ないんです』という話を鉄道局の方から聞いた。『そもそもいったいぜんたい、東京電力が供給する総電力供給量のうち、鉄道に供給している量はどのくらいなんですか?』と聞いたら、『せいぜい、2,3%です。最近は省エネ電車といって、加速する時だけ電力を必要とし、逆にブレーキをかけた時は摩擦熱で発電するという優秀な電車が開発されているし、そもそもそんなに電力を使ってないんですよ』と教えてくれた。僕はそこでおかしいと思った。たった2,3%の為に大変な人数の方たちに迷惑をかけて、しかもこの先日本経済はどうなるんだ?と。これから大丈夫か?という気持ちをみんなが持った。電力需要というのは経済成長の重要な指標ですから。
そこでこれはおかしいと思い、東京電力、経済産業省の方に、東京電力管内の全ての発電所の発電電力量を各発電機毎に教えてくださいと聞いていった」
岩上「発電機ごとに?」
川内「ええ。当初、東京電力が発表していた7月末の電力供給量4600万kwぐらいの中には、揚水発電が全くカウントされていないという事が分かった。『それはおかしいじゃないですか?なぜ揚水発電をカウントしないんですか?』と。そしたら5000万ぐらい簡単に上がった」
岩上「これはどうして揚水発電を含んでいなかったのか?」
川内「揚水発電というのは夜間、火力発電を回して水をダムの上に引き上げなきゃいけない」
岩上「要するに原発が通常稼働している間は夜間動いているそのエネルギーは(余るので)普段無駄になる。なので、原発とセットに作られたものが揚水発電ですよね。そして、夜間のうちに水を高い所まであげておいて下に落とすと」
川内「日中のピーク時に下に落として発電させる」
岩上「いま、“火力”と仰ったというのは?」
川内「いま、原発が動かないですから」
岩上「福島の事故で。東電管内では動いていないので自動的に揚水も止まってしまう。そういう意味なんですね?ところが火力発電所を稼働させることが出来れば揚水発電も動かすことが出来る?」
川内「できる」
岩上「揚水発電所という既存の設備を休眠させている状態だけれども、火力を夜間動かす事によって休眠設備を動かすことができ、より供給量のキャパシティを広げる事が出来る。こういうことなんですね」
川内「そうです。それで揚水発電があっという間に600万ぐらい積み上がって5200万ぐらいになった」
岩上「これは実際に交渉し、川内先生が交渉し始めてから彼らが稼動し始めたのですか?」
川内「そうです。さらに5200万でも足りないと言うので、更に『これは動かせないんですか?』と一つ一つ聞いていった。
最後、広野の火力発電所。福島原発から20キロぐらいのところにある。ただ風向きや何かで今回それほど放射線量が高くない地域。広野は合計で380万kw。『広野はどうなんですか?』と聞いたら『ここは津波で被害を受けているし来年まで絶対に動きません』と最初は言った。優秀な技術者が集まってやればそんなことはないはず、今年の夏動かせるのではないかと思ったので、『広野の発電所を視察させてください』と言った。
最初、東京電力も経済産業省も凄く嫌がったが、海江田大臣の口添えもあり仲間6人で5月6日に視察する事が出来た。広野火力発電所を見てその所長さんに『この380万kwをいつ動かすことが出来ますか?』と聞いたら『7月には動かします。絶対に大丈夫です』と断言した。要するに電力会社というのはこの間、原子力の人たちが花形でスターだった。火力はどっちかというとちょっと陰に隠れた存在だった。しかし、火力の方たちはいま自分たちの出番がきたと。任せろと」
岩上「同じ東電でも温度が全然違うんですね」
川内「東電は役所以上に縦割りですから。電力会社は縦割りです。原子力の人は原子力だけ、火力の人は火力だけなんですよ。そういう中で火力の人たちは今こそ俺達がやると、もの凄く燃えている」
岩上「文字通り、燃えて燃やそうとしている」
川内「それで『絶対に7月までに動かします』と。そして380万」
岩上「多少の故障はあった?」
川内「あったけれども7月までには修復できるという事のお話を頂いた。それを東電や経産省に『広野の所長さんが動かすと言ってますよ』と言ったらその380万が上積みされた。いま、5620万。そのうち140万は東北電力に融通するので、この夏の東京電力の東京電力管内における電力供給量は5480万というふうに言っている。しかし、揚水の残り400万がある
岩上「まだ揚水があるんですか?」
川内「まだ上積みがある。出し惜しみせずに早くやれますと言えばいいのにまだ出し惜しんでいる」
岩上「こういう交渉というのはこういう場で?」
川内「ここで」
岩上「本当に人前でやるような場ではなくて、人の見えないところでコツコツと交渉をやられてたんですね。人の見えないところで働く男。凄いですね。こんなに資料を積まれてます」
川内「だって、僕なんか国会で質問に立たせてもらえないですから」
岩上「執行部のせいで」
川内「もう、与党内野党として排除されまくってきましたから。けれども、しっかりやらなきゃいけない事はやらなきゃいけないという事で様々な議論を役所の方などとさせて頂いた」
岩上「結局のところ、計画停電からスタートして要するに大変に電力が不足しているんだぞという事をいかにも原子力に頼らないと実感として感じる電力不足は続きますよ、脱原発なんてとんでもないですよ、という空気を醸成するための一種のキャンペーンだったと言えるんですか?」
川内「そこまでわざとやっているかは別にして、そういうキャンペーンになってしまっているというふうには思います。だって、『原発安全神話』は嘘だという事がばれちゃったわけですね。全然安全じゃない。この『原発安全神話』が嘘だという事が分かったら次は『電力ナイナイ神話』というのを作り出して原発の維持存続を謀ろうとしているように見える。ところが『電力ナイナイ神話』も嘘だと。全然大丈夫です、埋蔵電力があります、と」
岩上「埋蔵電力?」
川内「先ほど説明した東電の原発が一つも動かなかったとしても、東電の火力水力を合わせて総電力供給能力は約6,000万kwある。この6,000万kwの中には非常に優秀なガスコンバインドサイクルという天然ガスを使ったCO2排出も少ない熱効率も原発の倍以上良いという発電機がある。これはわりと設置もしやすい」
岩上「天然ガスを用いて熱効率も原発が3割だから6割」
川内「そして非常に安い。50万kwの発電機を1個設置するのにだいたい250~260億というふうに言われている。原発だと数千億」

岩上「イニシャルコスト(*)が全然違う」                                                 
(*)イニシャルコストとは、機器や設備などを導入する際にかかるコスト(費用)のこと。設置費用・導入費用などとも呼ばれる。なお、設置・導入後にかかる費用などは含まれない。
【リンク先】
金融・経済用語辞典より 
http://www.finance-dictionay.com/2010/01/post_611.html
川内「イニシャルコストは全然安い。しかも天然ガスという埋蔵量が360年分あると最近言われるようになった埋蔵量も豊富な燃料によるものなので燃料費も相当安く抑えられるでしょうということ。こういう優秀なシステムを原発の代わりにどんどん設置すればいい。
もう一方、自家発電というのもある。全国の自家発電能力というのは6500万kw。東京電力管内で言うと1,650万kw」
岩上「1650万。自家発電というと我々が想像するのは小さなモーターでうちの中にあるようなものを想像するけれどもそうではなくて、独立系の大きなある程度まとまった電力を供給できる事業者の事ですよね?」
川内「そうです」
岩上「いわゆるIPPとか言われる。電力の自由化が行われて以来現れてきた企業がベースになって電力の供給が可能な事業者の事を指すわけですね」
川内「その1650万kwの全てがIPP、PPSではないですけれども、だいたい1650万のうち650万がIPP,PPS」
岩上「PPSというのは?」
川内「パワープロデューサーアンドサプライヤー(Power Producer and Supplier)
要するにIPP(インディペンデントパワープロデューサー Independent Power Producer)というのは電力会社に売るだけ」
岩上「卸しですよね」
川内「PPSというのは電力を自分で作ってお客さんに売る事が出来るんです」
岩上「つまり、小売りが出来る」
川内「それはある一定の電力量以上の場合」
岩上「作り、売る事が出来るという事は発電と売電が出来ると」                                                【参考】
*経産省HPよりhttp://www.enecho.meti.go.jp/denkihp/genjo/genjo/index.html
卸供給事業者
一般電気事業者に電気を供給する卸電気事業者以外の者で、一般電気事業者と10年以上にわたり1000kw超の供給契約、もしくは、5年以上にわたり10万kW超の供給契約を交わしている者(いわゆる独立発電事業者(IPP))。
特定規模電気事業者
契約電力が50kW以上の需要家に対して、一般電気事業者が有する電線路を通じて電力供給を行う事業者(いわゆる小売自由化部門への新規参入者(PPS))。
川内「そう。そういう意味ではある程度電力は自由化されている。その中でこの1650万を上手に使えばさらに電力供給の余力は出てくるというわけです。
そういうわけで何にも心配ありません。全然心配ありません。節電なんかしないでくださいというふうに本来、政府は言わないといけないんですよ」
岩上「何にも怯えさせることはないし、寧ろきちんと今までどおりの生活、活発な経済活動、消費活動を行ってその活力で以って被災地を応援しましょうと言わなければいけないですね」
川内「そうです。(大きく頷く)避難所にもちゃんとクーラーを設置して、避難所の人たちが快適にこの夏を過ごせるようにしなきゃ駄目ですよ、政府は」
岩上「そうですよね。今日あたりは本当に夏日になりました。東京で32度。先ほど、熊谷の方では39度になったと。こんなに早く39度になったのは初めてらしいです。急がないといけないですよね」
川内「本当に急いでやらなきゃいけないわけです。だから、電気事業法上、電力会社は必要な電力を供給する義務があるんですよね」
岩上「必要な電力を供給する“義務”が課されている」
川内「そして国はその電力会社を指導監督する責任があるわけですから。個別の家庭や企業で『なるべく電気をこまめに消そうね』とか『なるべく電力を節約しようね』と節約して浮いたお金を別な事に使おうねと、それぞれの努力は良いことだけれども、国や電力会社が電気使うなとか節約しろとか言うのはとんでもない話なんですよ。法律違反を平気で言うな、という話なんですよ」
【参考】
*電気事業法(総務省行政ポータルサイトより)

http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S39/S39HO170.html#1000000000002000000002000000000000000000000000000000000000000000000000000000000
第二節 業務
     第一款 供給
(供給義務等)
第十八条  一般電気事業者は、正当な理由がなければ、その供給区域における一般の需要(事業開始地点における需要及び特定規模需要を除く。)に応ずる電気の供給を拒んではならない。
2  一般電気事業者は、供給約款又は選択約款により電気の供給を受ける者の利益を阻害するおそれがあるときその他正当な理由がなければ、その供給区域における特定規模需要(その一般電気事業者以外の者から電気の供給を受け、又はその一般電気事業者と交渉により合意した料金その他の供給条件により電気の供給を受けているものを除く。)に応ずる電気の供給を拒んではならない。
3  特定電気事業者は、正当な理由がなければ、その供給地点における需要に応ずる電気の供給を拒んではならない。
4  一般電気事業者及び卸電気事業者は、一般電気事業者にその一般電気事業の用に供するための電気の供給を約しているときは、正当な理由がなければ、電気の供給を拒んではならない。一般電気事業者がその供給区域内に供給地点を有する特定電気事業者と第二十四条の二第一項の補完供給契約を締結しているときも、同様とする。
5  一般電気事業者は、その供給区域以外の地域における一般の需要に応じ、又はその供給区域内の事業開始地点における需要に応じ電気を供給してはならない。
6  一般電気事業者及び卸電気事業者は、第三条第一項又は第八条第一項の許可を受けたところによるのでなければ、一般電気事業者にその一般電気事業の用に供するための電気を供給してはならない。
7  特定電気事業者は、第三条第一項又は第八条第一項の許可を受けた供給地点以外の供給地点における需要に応じ電気を供給してはならない。
岩上「これは本当に大事な事ですね。その国の空気を一色にしてしまうようなキャンペーン、ある種の節電ファッショのような、マスコミも含めて行われていた。酷い話ですよね」
川内「酷い話。地方には高齢者も多いし、一人暮らしの方も多いし、お年寄りほど真面目。今年熱中症になる方が続出するんではないかと思うと心配なんです。本来は、心配しなくていい、電力はどんなことがあっても供給する。無理に原発を動かさなくても大丈夫なんですとちゃんと言う事が政府の役目であり、電力会社の役目であると思う。いま、政府や電力会社から発信されている事というのはまったく本末転倒。

(インタビューは続く。詳しくは登録サイト20111227123951.jpg

*上記、インタビューは昨年の6月24日の話。

川内博史議員「電力ナイナイ神話」


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